クロード・ソーンヒル

マイルス・デイヴィスが『クールの誕生』を制作するにあたって、もっとも参考にしたのがクロード・ソーンヒル・オーケストラだった。 このオーケストラは、最初はダンス・バンドだったが、ギル・エヴァンスが加わったあたりから、モダンで先進的なアレンジを演奏するグループに変貌していった。 特にフレンチ・ホルンを加えたことによってサウンドの佇まいに大幅に変化をもたらした。 マイルスが『クールの…

続きを読む

極上な面子とサウンドのハンク・クロフォード『ヘルプ・ミー・メイク・イット・スルー・ザ・ナイト 』

レイ・チャールズのバンドのサックス奏者といえば、ハンク・クロフォード。 彼のごきげんなプレイをあますことなく収録した『ヘルプ・ミー・メイク・イット・スルー・ザ・ナイト 』は、ゴキゲンな傑作アルバムだと思う。 なにしろ、参加ミュージシャンが豪華! リチャード・ティー、コーネル・デュプリー、エリック・ゲイル、ロン・カーター、バーナード・パーディー、アイアート・モレイラが参加している…

続きを読む

『バードランドの夜』のメンバー

歴史的名盤の『バードランドの夜』。 アート・ブレイキーがリーダーのアルバムということになっているが、バードランドでのライブを録音しようという企画が持ち上がった時点では、ブルーノートに在籍するミュージシャンのオールスターバンドというコンセプトだった。 人選はもちろんアルフレッド・ライオン。 [枚数限定][限定盤]バードランドの夜 Vol.1/アート・ブレイキー[CD]【返…

続きを読む

デトロイト出身のジャズマン

モータウン(モータータウン)のデトロイトからニューヨークにやってきた腕っききのミュージシャンは多い。 トランペットのドナルド・バード、サド・ジョーンズ、 トロンボーンのカーティス・フラー、 ヴィブラフォンのミルト・ジャクソン、 ピアノのトミー・フラナガンやローランド・ハナ、バリー・ハリス、 ギターのケニー・バレル、 ベースのポール・チェンバース、ダグ・ワトキンス、メイジャー・ホリ…

続きを読む

オーネット・コールマンとジョン・ルイスとレスター・ケーニッヒ

オーネット・コールマンが世に出る契機を作り出したのは、コンテンポラリー・レーベルの社長、 レスター・ケーニッヒに認められたから。 では、なぜ彼がオーネット・コールマンを知ったのかというと、MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のピアニストがレスターに紹介したため。 オーネットのことを滅茶苦茶だの、音楽じゃないだのと非難する声も多かった当時、ジョン・ルイスは正確に彼の才能を見抜いていたの…

続きを読む

元気なハンク・ジョーンズを聞くならば

や、 のピアノからも分かるとおり、ハンク・ジョーンズのピアノは、端整で、控えめながらも、上質な味わいと芳香を放つピアノだということに異論はあるまい。 しかし、この手練のピアニストの持ち味はそれだけではない。 一昨年、私はブルーノートに彼のライブに行ったのだが、もう弾きまくるわ、弾きまくるわ。 強いタッチで、ガンガン弾く彼は、とても80代も半ばの老人とは思え…

続きを読む

ジョー・ザヴィヌルの人種観

ジョーザヴィヌル:ユダヤ人たちは黒人の音楽から盗んで、ニセモノの黒人らしきサウンドを作ったんだ。黒人ミュージシャンは掃除でもしながら台所で曲を作ってろ、ってことさ。それがユダヤ人のやり方なんだ。それがいまのエンターテインメント業界なんだ。ほとんどの白人はジャズを演奏できない。なぜだかわかるか? ジャズの世界に入り込みたくないからだ。ジャズってのは演奏するものじゃない。ジャズは生きて、実感する…

続きを読む