サッチモの全盛期は第二期

サッチモのキャリアーだけをたどるなら、かれのハイライトが、この第二期にあったことは夢疑いないと思います。かれの技巧は、さらに一段と冴え、フレイジングは精緻をきわめ、その才気に満ち満ちたるミュージカル・アイディアは、尽きるところをしらず、ここに、ジャズ芸術の頂点を示す一九二八年のサッチモが完成したのです。 “ウエストエンド・ブルース”、“マグルス”、“タイト・ライク・ジス”――一連の作品は…

続きを読む