放送第26回 MJQ特集 (3)

先日のMJQ特集の際に、『コンコルド』というアルバムの《朝日のように爽やかに》をかける前に、対位法の説明をし、バッハの音源をかけ、キーボードをディレクター嬢と手分けをして少し弾くなどの解説をしてみました。 そうしたら、リスナーの方から、 「普段は聞き流していたジョン・ルイスのピアノに耳がいくようになった」 「ピアノはヴァイブの後ろで和音を弾いているものとばかり思っていた…

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ザ・ディレクター嬢は聴いた!~チャーリー・パーカー編

えー、だいぶブランクが空いてしまいました。 単に忘れていただけなんですが(汗)、 ザ・ディレクター嬢は聴いた! です。 もう少しで4月になろうとしているのに、 しばらく止まっていたので、 出題は1月の放送分から全然進んでいない。 今回は、1月の3週目に放送した、 チャーリー・パーカー特集からです。 (⇒こちら) チェイシン・ザ・バードのよういちさんがゲストの回…

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放送第26回 MJQ特集 (2)

今回、MJQ特集のアフターアワーズ編でかけた《ジャンゴ》は、ミッシェル・ルグランの『ルグラン・ジャズ』に収録されているバージョンです。 このアルバムは、ルグランが新婚旅行でニューヨークに行った際に録音されたものです。 個人的にはこのヴァージョンが大好き。 スローテンポのイントロの後、アドリブに入った瞬間のマイルスの「ピッ!」の一声(?)が、なんともかっこよく、にくたらしいほどに…

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放送第26回 MJQ特集(1)

DJANGO/MODERN JAZZ QUARTET 本日午後8時、明日の午後10時より放送される「快楽ジャズ通信」のテーマは、モダン・ジャズ・カルテット。 MJQの特集です。 今回番組内でかけたアルバムと曲紹介をサクッといきたいと思います。 なお今回よりこの番組は翌週木曜日のミュージックバードcrosscultureチャンネルの午後11時からの1時間でも放送されます。 …

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放送第25回『ハードバップ特集』(3)

50年代中盤から60年代前後までのハードバップの魅力。 それこそたくさんあるのですが、メロディもさることながら、リズムの懐の深さについても触れておこうと思います。 一言で言えば、表面的には「柔」でありながら、その実、かなりしたたかに「剛」であることが大きな特徴。 一聴、なんの変哲もない4ビートに感じても、このニュアンスを現代で出せるジャズマンがどれほどいることか。 ハード…

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『オーバーシーズ』+トロンボーン&テナー(フルート)=『ダイヤル・J.J.5』

トミー・フラナガンの『オーヴァーシーズ』のメンバー(トミフラ+ウィルバー・リトル+エルヴィン・ジョーンズ)に、J.J.ジョンソンのトロンボーンと、テナー&フルートのボビー・ジャスパーの2管編成が乗っかった編成、と考えれば、多くのジャズファンは、聴いていなくともサウンドのテイストは、おおよその見当がつくかもしれない。 充実したリズムセクションの上に乗り、闊達に繰り広げられるブローイングは…

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放送第25回『ハードバップ特集』(2)

私がハードバップのジャズに惹かれる大きな魅力の1つが、テーマのメロディがあります。 親しみやすく、時に泣けるメロディが多く、それを肉厚でクッションの効いた躍動的なリズムが下からズン!と支える力強さ。 この2つの要素が良い按配でミックスされれば、哀愁のハードバップの完成です(笑)。 先日番組で阿部さんがセレクトしたブルー・ミッチェルの《アイル・クローズ・マイ・アイズ》のようなスタ…

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今度はエレクトリック・ベース特集

今月号の「スイング・ジャーナル」に原稿を書いています。 (Swing Journal 2009年4月号) 今回のお題目は、前回の「ウッドベース」に引き続き、「エレクトリックベース」です。 楽器をやったことのない人に向けての記事というオーダーなので、あまりマニアックなことは書かず、詳しい方からしてみればベタな内容に感じられるかもしれませんが、是非、お目を通してくださいな。

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ソニー・クリス&ジョルジュ・アルヴァニタス・トリオ『ライヴ・イン・イタリー』

イタリアで行われた、ソニー・クリスと伴奏するジョルジュ・アルヴァニタスのトリオ、そして現地のオーケストラによる演奏。 バックの編成がシンプルであれ、豪華であれ、クリスはいつものクリス。 流麗にコブシを回しながら歌うさまは変わりがないのだな、と。 ▼収録曲 1. Tin Tin Deo 2. Lover Man 3. Sonny's Blues 4. Summer…

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放送第25回『ハードバップ特集』(1)

本日午後8時よりコミュニティFMで放送される「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、「ハードバップ」です。 PCM放送では明日の午後10時からの放送です。 今回の番組のゲストは、ジャズライターの阿部等さんです。 阿部さんとは、ジャズ喫茶「いーぐる」で知り合いました。 「いーぐる」では、ほぼ毎週土曜日に、ジャズ…

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TA TA Mi KA KE RU リズム

毎日バックビートの効いたジャズの4ビートなどのリズムを聴いていると、ときおり無性にタメの一切ないたたみかけるようなリズムが恋しくなってきます。 たとえば『B-2 unit』の坂本龍一の“一切グルーヴしないドラム”とか、YMOのシンセ・プログラマーだった松武秀樹のデビューアルバム『ロジックシステム』の《intro》のような性急な感じとかね。 今回、改めて『ロジック・システム』…

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坂本龍一の新譜と新刊

坂本龍一の自伝、『セルダム・イリーガル』以来、約20年ぶりの自伝を読んでいる。 幼少期から現在までの教授の足跡。 ファンとしては面白く、また、駆け足で読んでしまうのが勿体ないので、パラパラとランダムにページをめくりながら、興味のあるトピックスから、ゆっくりと読んでいる。 村上春樹の本を読むときと同じで、勢いに乗って早く読み終わるのが勿体ないので、勢いをセーブしながらゆっ…

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放送第24回 ジャコ・パストリアス特集(3)ジャコのり

先日は、ジャコの空ピックによるゴーストノートをも含めた驚くべき音符量についてを書きましたが、ジャコの凄さはもちろんそれだけではありません。 むしろ、シンプルな音数が少ないベースラインでの猛烈なグルーヴ感も特筆すべきものがあります。 その一例が、『シュトゥットガルト・アリア』の1曲目《アメリカン・ボーイ》のシンプルなラインでしょうね。 シュトゥットガルト・アリア シンプ…

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『アイデアマラソン企画術』発売!

私が編集したアイデアマラソン研究所所長・樋口健夫さんの新刊、いよいよ発売です。 仕事の肝は、なんといっても企画力。 企画力のある・なしが、ビジネスマンの能力と評価を大きく左右する要因であると同時に、今後、ますます求められる能力が「企画力」だと思います。 会社勤めのビジネスマンから、これから社会にはばたかんとする学生さんまで、是非ご一読ください。

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大遅刻

「雲さ~ん! 収録~っ!」 平和な月曜日の夕暮れ時。 私はガンプラに色を塗っていました。 ドムのマスターグレード。 うーん、25~26年前に作ったドムの1/100とは違い、片腕だけで30近くのパーツ。こりゃあ作り応えがあるわい、なんて思いながら、筆で下塗り。 私は、プラモを作る際は、黒かマホガニーで全体を下塗りをしながらパーツを組み、少しずつ全体の彩度を上げながら塗…

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放送第24回 ジャコ・パストリアス特集(2)

じゃこのめさんがオススメのジャコ参加のジョニ・ミッチェルの音源。 これらを聴くたびに思うのですが、「もうひとつのヴォーカル」的な役どころをベースで担っているベースを聴くたびに、ジャコはベーシストだけではなく、“電気チェリスト”なる役割を担っていたのだなぁという思いが強まります。 それとは別の側面が顔を出すとき。 それは、リズミックなバッキングをしているときのジャコです…

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放送第24回 ジャコ・パストリアス特集(1)

本日放送の第24回「高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?」のテーマは、ジャコ。 ベーシストのジャコ・パストリアスの特集でお送りします。 コミュニティFMでは本日午後8時より。 衛星デジタルラジオ・ミュージックバードでは、明日の午後10時からの放送になります。 ゲストは、ジャコ・パストリアス研究家にして、サイト「じゃこのめ」の管理…

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体調悪いときに、このタメ、この間、この語り口が絶妙に心地よい/『ソニー・クラーク・トリオ』

今日は体調悪いので、ずっと午前中はエリントンのピアノソロ、 午後は、ずーっとソニー・クラークのトリオを聴いていた。 ま、あんまり私の体調とエリントンやソニー・クラークは関係ないのだけれども、 ソニー・クラークで言えば、タイム盤のトリオよりも、今日はなんとなくブルーノート盤の、 もってりさ加減のほうがしっくりくるのよ。 ソニー・クラーク・トリオ+3 普段はあまり聴か…

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ヒリヒリ染みて来る「例の箇所」/『スティット、パウエル、JJ』

元気のないときに、全盛期のパウエルは聴くもんじゃないね。 ヤケドしてしまう。 スティット、パウエル&J.J.+3 実際、ヒリヒリと心がヤケドしてしまったですよ。 《ファイン・アンド・ダンディ》のオルタネイト・テイクで、 パウエルがスティットからソロを“強奪”するところなんて、 いつもの体調で聞けば「おお、スリリング!」となるんだけれども、 今…

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