思い出デモンズ・ダンス 2014年12月30日 デモンズ・ダンス ジャッキー・マクリーン ブルーノート ジャッキー・マクリーンのブルーノート最終作、 『デモンズ・ダンス』。 と同時に、このアルバムのレコーディング後、 しばらくシーンから遠ざかってしまいます。 年末に《スイート・ラヴ・オブ・マイン》を聴くと、 その年の出来事が走馬灯のようによみがえるのです。 年の絞めに『デモンズ・ダンス』。 なかなかオツです。(・∀・)b デモンズ・ダンス ▼収…続きを読む
ケニー・バロン チャーリー・ヘイデン 2014年12月28日 チャーリー・ヘイデンとケニー・バロンのデュオ 『Night and the City』。 その昔、 青山の「ブルーノート」に ケニー・バロンとチャーリー・ヘイデンのデュオを 聴きに行ったことがあるのですが、 演奏は、 「こっちのほうが、全然いいやん!」と思いました。 やっぱりハコの大きさの問題とか、 その日の気分とか、 いろいろな要素が演奏…続きを読む
ホセ・ジェイムズ イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース 2014年12月27日 イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース ホセ・ジェイムズ ビリー・ホリデイ 来年2015年は? ビリー・ホリデイの生誕100周年です。 それを記念して(?)ヴォーカリストのホセ・ジェイムズが ビリーの愛唄曲でトリビュート! 来年2015年2月4日発売です。(・∀・)b イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース ▼収録曲 1. グッド・モーニング・ハートエイク 2. ボディ・アンド・ソウル 3. ファイン・アンド・メロウ 4.…続きを読む
ジ・アート・オブ・ペッパー/アート・ペッパー 2014年12月26日 ジ・アート・オブ・ペッパー アドリブ そよ風と私 The Art Of Pepper/Art Pepper アート・ペッパーの『ジ・アート・オブ・ペッパー』。 やっぱり、アート・ペッパーは初期がいいですね。 そして、この頃のペッパーがやっぱり最高。 アドリブの冴えに加えて、 冴えているんだけど情緒もある。 この不思議な配合っぷりは、 初期のペッパー以外、誰が出せようや。 《そよ風と…続きを読む
オスカー・ペティフォードの真髄 2014年12月22日 オスカー・ペティフォードの真髄 スターダスト ボヘミア・アフター・ダーク もっと多くの人に聴いてもらいたい 『オスカー・ペティフォードの真髄』。 男一匹ベーシスト、オスカー・ペティフォード! この太さ、力強さ。 なんと頼もしい安定感。 まさにジャズベーシストの鑑です!(>▽<)/ モノラル録音がかえって良い。 彼が発するベースの力強さと暖かさの両方が 増幅されているように感じられるのです。 《スターダスト》…続きを読む
リッチVSローチ~2大ドラマーの対決 2014年12月20日 対決 マックス・ローチ バディ・リッチ リッチとローチ。 語感は似ているけど、 ドラミングはまったく違いますね。 どちらが好み? ……となると、耳にしている頻度の多さからすると、 やはり、「モダンジャズ」のマックス・ローチ! ……ってことになるんでしょうが、 どうして、どうして、 スケール感の大きさや 歌心のようなものは、 バディ・リッチのほうが「格」が上に思えてならない。 …続きを読む
トゥーツ・シールマンス ビル・エヴァンス 2014年12月19日 アフィニティ トゥーツ・シールマンス ビル・エヴァンス ハーモニカって、 こんなにも切なくて美しい楽器なんだよ。 そんなことを教えてくれるアルバムです。 トゥーツ・シールマンスの入門盤にも最適かもしれませんね。 もちろんビル・エヴァンスのエレクトリックピアノも、 シールマンスのハーモニカに美しく溶け込んでいます。 一人で静かなひとときを過ごしたい時には、 なかなかのオススメ盤です。 アフィニティ ▼収録曲…続きを読む
Gerry Mulligan Meets Johnny Hodges ジェリー・マリガン ジョニー・ホッジス 2014年12月18日 ジェリー・マリガン ジョニー・ホッジス Gerry Mulligan Meets Johnny Hodges 『マリガン・ミーツ・ホッジス』。 バリトンサックスのジェリー・マリガンと、 アルトの名手、ジョニー・ホッジス。 まさにジャケットどおりの音とムードです。 陳腐な言い方ですが、 「これぞ大人のジャズ」ってところでしょう。 名手ならではの貫禄か? 落ち着いた余裕のプレイ。 心が落ち着き、和みます。 一流のバーテンダーがいる店で ゆったり…続きを読む
クリスマス・アルバム フランク・シナトラ 2014年12月15日 クリスマス・アルバム フランク・シナトラ ジングル・ベル 一家に一枚常備すると吉。 フランク・シナトラの『クリスマス・アルバム』。 ほんのりゴージャズ&ハッピーなサウンドと歌唱です。 一年のうち、 限られた季節に数回かけるアルバムがあっても良いんじゃない? 家庭がハッピーで暖かな空気に覆われるのであれば。(・∀・)b クリスマス・アルバム ▼収録曲 1. ジングル・ベル 2. クリスマス・ソング …続きを読む
But Beautiful ビル・エヴァンス スタン・ゲッツ 2014年12月14日 スタン・ゲッツ ビル・エヴァンス But Beautiful スタン・ゲッツもビル・エヴァンスも、 一見ダンディでいながらも、 その実、かなり変人というか、 トンデモない人だったりする。 彼らが演奏も同様。 一聴、良質なジャズでありながらも、 音の奥に潜む「野獣性」は 常人離れしていることはなはだし。 だからこそ、、、 彼らは時代を超えて 第一級のジャズマンとしての存在感を 死後もなお放ち続けている…続きを読む
ジョンスコ オール・ザ・シングズ・ユー・アー 2014年12月13日 オール・ザ・シングズ・ユー・アー テリ・リン・キャリントン フラット・アウト ジョンスコ独特の少し歪んだ“あの”ギターの音色で、 できるだけフレーズを節約して間を空けながら テーマを“語りすぎない”で奏でていく 《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》。 この微妙な間と、 イキそうでイカない じれじれなフレージングの合間からこぼれ出る たたみかけるような、 テリ・リン・キャリントンのドラムが刺激的なんだな。 ジョンスコの『フラ…続きを読む
Sandu ベースソロ 2014年12月12日 Sandu ベースソロ ジョージ・モロウ 《Sandu》のベースソロが大好きなんです。 ♪ボンボンボン……と、 軽快、陽気に4ビートのウォーキングのベースライン。 テーマも明るい曲想のブルースで大好きなのですが、 ジョージ・モロウのシンプルなウォーキングベースを聞くたびに、 今日も頑張るぞ!(午前中に聴いた場合) 今日もいい日だった!(夜に聴いた場合) いずれも、今日が「いい日」になってくれ…続きを読む
Take Love Easy ソフィー・ミルマン 2014年12月11日 Take Love Easy ソフィー・ミルマン ヴォーカル Take Love Easy/ソフィ・ミルマン なーんか寒いわりには、 妙に湿気の多い本日。 なんとなく、ハードな4ビートを聴く気がおきないので、 ソフィー・ミルマンがたまにかかるバーにでも出かけて まったりとテキーラでも飲もうかと思ってます。 ヘロヘロ一歩手前のほろ良い気分で聴いたとき、 しっとりと染みてきて なかなか良い気分に浸れたことがあります。 …続きを読む
The Melody At Night, With You キース・ジャレット 2014年12月10日 キース・ジャレットのピアノは好きなんだけど、 どうも、あの「唸り声」が……。 ……という方にはうってつけのアルバムです。 90年代末、慢性疲労症候群のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットが、自宅のスタジオで録音したアルバムですね。 「あの声」、はいっていません。(・∀・)b キースの深く沈みこむようなピアノソロをご堪能あれ! 特に、冬場は、寒いし、外に出…続きを読む
チャーリー・ヘイデン ドン・チェリー 2014年12月09日 チャーリー・ヘイデンがリーダーの 『ザ・モントリオール・テープス』は、 様々なジャズマンとの共演の音源が出ていますが、 本日はドン・チェリーとの共演盤をご紹介。 ドン・チェリーをフロントに、 あとはチャーリー・ヘイデンのベースと、 エド・ブラックウェルというシンプルな編成。 このピアノレストリオの演奏、 なかなか気持ちいいのです。 メロディア…続きを読む
Riverside Tenor Sessions セロニアス・モンク 2014年12月08日 Riverside Tenor Sessions セロニアス・モンク リヴァーサイド 最近気になるモンクのレコードが、 この7枚組セット。 Riverside Tenor Sessions ジャケットのポートレイトが素晴らしすぎですよね。 リヴァーサイドのモンクの音源はすべて揃えているんだけど、 パッケージ変われば聴こえ方が変わるかも。 ……買おうかな。 続きを読む
ヘレン・メリル ビル・エヴァンス 2014年12月07日 ニアネス・オブ・ユー ビル・エヴァンス ヘレン・メリル クリフォード・ブラウンと共演した 《ユード・ビー・ソー・ナイス~》がはいってる盤もいいけど、 個人的には、こちらのほうが、 よりヘレン・メリル“らしさ”が出ていると思います。 ビル・エヴァンスとの共演盤。 歌唱は、どこまでも自然体です。(・∀・)b ザ・ニアネス・オブ・ユー ▼収録曲 1. バイ・バイ・ブラックバード 2. ホエン・ザ・サン・カム…続きを読む
クッキン ブッカー・アーヴィン 2014年12月06日 ブッカー・アーヴィン ホレス・パーラン クッキン いやぁ~、ホレス・パーランのピアノが最高! 《ウェル、ウェル》だけでも聴いてみて! 奄美大島の「音のソムリエ」高良さんも書いているけど、 (こちら⇒ジャズは不良の音楽だ) 執拗に「これでもか、これでもか!」と 同じフレーズを連発する ホレス・パーランのピアノ、 かな~り「ワル」ですよ。 もちろんアーヴィンのテナーも最高。 身体の内側から裏返っちゃうん…続きを読む