ザ・ランプローラー リー・モーガン ビリー・ヒギンズ

演奏の最初に、スネアドラムの一打、 ダンッ! これで思い出すのが、 エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』の 《エピストロフィー》ですね。 ドルフィーのバスクラ、 続いて、ミシャ・メンゲルベルクのリフが重なり、 そして、 ハン・ベニンクの強烈な一打が空間にクサビを打ちます。 この「ダンッ!」がキマッたからこそ、 名演がさらに名演となってい…

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ジャズ批評 マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2014

『ジャズ批評 2015年 03 月号』が発売されましたね。 今回の特集は恒例の「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2014」。 オーディション・ディスク大賞、インスト、ボーカル部門発表ほか、 ジャズCD店での売り上げベストや、 一般のジャズファンからの投稿など(私も寄稿しております)、 昨年2014年の「ジャズ」を振り返るには もってこいの特集。(かもし…

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リー・モーガン vol.3

リー・モーガンの『vol.3』といえば、 《アイ・リメンバー・クリフォード》で語られることの多いアルバムです。 たしかに、この有名、かつ名曲を代表する演奏であることは確か。 だから、この『vol.3』の代表ナンバーなのも納得です。 しかし、このアルバムは、 《アイ・リメンバー・クリフォード》のアルバムであると同時に、 ベニー・ゴルソンのアルバムでもあります…

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ジス・イズ・タル・ファーロウ

タル・ファーロウの『ジス・イズ・タル・ファーロウ』評をアップしました。 ▼こちらです ジス・イズ・タル・ファーロウ/タル・ファーロウ なかなか充実したアンサンブルです。 タル・ファーロウの代表作というと、 『タル』が有名ですが、 この『タル』にドラム(ブラシ)が入ったバージョンだと 思って聴くのも楽し。 名盤『タル』に負けず劣らずの充実演奏で選…

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ソニー・ボーイ ソニー・ロリンズ

かなり前に、こちらにも書きましたが、 ジャズだからこそ許される、 「いい意味でのいい加減さ」と、 プレスティッジというレーベルが持つ特有の 「いい意味でのいい加減さ」が 面白い具合に良い方向に作用し、 なおかつ、ロリンズの演奏力で、 「なんとか聴ける作品」として成立してしまっている 興味深いアルバム、 それが、『ソニー・ボーイ』なのです。(・∀・)b…

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セシル・テイラー コンキスタドール

少し前までは、中古CDにも高値がついていて なかなか買いづらいだろうなぁ~と思っていた セシル・テイラーの『コンキスタドール』 ですが、 最近は、1000円ちょっとで買えるCDをよく見かけるので、 とても良い傾向だと思っています。 セシル・テイラーのこと、 「フリージャズ」の人ということで、 この「フリージャズ」という言葉で 「聴かず嫌い…

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「パーシー・ヒース」記事加筆~ロン・カーターとチェンバースのオススメ盤も

先日アップした記事、 「パーシーヒースこそ、モダンジャズベースの教科書なのだ」を 加筆しました。 ▼こちらです。 パーシーヒースこそ、モダンジャズベースの教科書なのだ 記事中、ヒースのベースを源流として、 ポール・チェンバース⇒ロン・カーターと ベースのスタイルが時代と共に変遷していった旨を書きましたが、 ついでなので、 ヒースと、チェンバー…

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ボビー・ハッチャーソン ライヴ・アット・モントルー

あるピアニストのマネージャーが 以前、こう仰っていました。 プロとはいえども、 共演者との打ち合わせ不足や、 共通認識が取れていなかったりなどの理由で、 アンサンブルがズッコけてしまいそうになることも無いわけではない。 もちろん、場数を踏んでいるプロのジャズマンたちは そのようなことはあまりないのだが、 本当に実力のある人は、 万が一、そのような状況に陥って…

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限りなき探求 ミロスラフ・ヴィトウス

急激な変動を続ける国際社会! そんなワールドワイドな緊迫感を音楽で表現するのであれば、 ミロスラフ・ヴィトウスの『限りなき探求』でしょう。 特に1曲目の《フリーダム・ジャズ・ダンス》。 なんかヤバい。 いや、かなりヤバい雰囲気。 リーダーのヴィトウスの脈打つベースはもちろんのこと、 ハービー・ハンコックのエレピも、 ジョーへンのテナーサックスも、 マクラ…

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ルー・ドナルドソン スウィング・アンド・ソウル

チャーリー・パーカーばりに、 するすると滑らかに起伏のあるフレーズを吹きこなす ビ・バッパーの頃のルー・ドナルドソン、 いいですねぇ。 オルガンやギターを入れて、 コテコテになりすぎなずに、 軽やかなあっさりテイストの ファンキー、ファンキー、ルーさんも、 いいですねぇ。 しかし、個人的に、一番好きなルーさんの路線は、 その中間あたりの時期。 ピアノ…

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