桜 妹尾美里

東京では、 桜、綺麗に咲いてます。 昼間に、近所の公園をぶらぶら歩きながら、 のんびり桜見物をしている今日このごろです。 桜といえば、おもいだす曲が、 妹尾美里さんの《ファンタジー・イン・サクラ》。 「和」のテイストを感じさせつつも、 どこか攻撃的なウッドベースのリフ。 まるで邦画のワンシーンを観ているような、 ノスタルジックな旋律。 ラス…

続きを読む

ウディ・ショウ ソング・オブ・ソングス

ジョージ・ケイブルスの幻惑エレピが ムズムズ気持ちよく脳みそと下半身をくすぐる 《ラヴ:フォー・ザ・ワン・ユー・キャント・ハヴ》が良し! ウディ・ショウ、2枚目のリーダー作、 『ソング・オブ・ソングス』。 真面目に熱い! 直球ストレートなど根性ジャズ、 そして、ブラックな濃さがムンムンな 熱血ジャズをご堪能あれ! Song of Songs

続きを読む

アート・ペッパーとラス・フリーマンの名コンビ『リターン・オブ・アート・ペッパー』

麻薬中毒者だったアート・ペッパーが 刑務所から出所した直後に吹き込んだアルバム 『ザ・リターン・オブ・アート・ペッパー』! 初期のアート・ペッパーの アッサリとしたテイストに、 パリッとメリハリのある 陽性なピアノを弾くラス・フリーマン。 まるで、塩味のポテトチップスのようなテイストだから、 おいしいサウンドなのです。 この「塩味ポテ…

続きを読む

サッチモ・アット・シンフォニー・ホール ルイ・アームストロング

ルイ・アームストロングって、 毎日聴いてはいないんですが、 それでも、たまに聴くと、 ほんと、ガツーン!とトランペットの音にやられてしまいます。 本当に彼のトランペットの音色は豊潤。 人生とか喜怒哀楽とか、 たったの一音の音色にすべて含まれているんじゃないかと 思ってしまうぐらい。 感動、かつ楽し。 本日は、『サッチモ・アット・シンフ…

続きを読む

サッチ・プレイズ・ファッツ

ジャズ史上、希代のエンターテイナーであり実力者の2人、 ファッツ・ウォーラーとルイ・アームストロング。 ファッツ・ウォーラーは、 ピアノも歌も卓越したものを持っていましたが、 それに加えて、 たくさんの名曲も作っています。 (お金ほしさに自作曲を人に売ったりもしていたようですが……) その名曲を、サッチモが演じるのだから、 これはもう、 素材良し、 表現良し、…

続きを読む

spy vs. spy ジョン・ゾーン

痙攣するほどのアルトサックスの音色とスピード、 これほどノイジーでありながら、 これほど「オーネット・コールマン」を感じさせるアンサンブルも珍しい。 ジョン・ゾーンの『スパイ vs. スパイ』。 オーネットを知り尽くしているからこそ ここまでオーネットをぶっ壊して オーネットを再構築することが出来たんだろうね。 とにかく、聴いた後は、 まるでスポーツで汗を流したよ…

続きを読む

グリーン・ドルフィン・ストリート ピアノトリオ

《グリーン・ドルフィン・ストリート》は、美しいメロディと魅惑的なコード進行ゆえ、ビル・エヴァンスや、マイルスが奏でたシルキーなテイストの演奏が美しく、いつまでも心に残ります。 あるいは、ヌルッと微・エキセントリックな ドルフィーのバスクラ演奏もイイですね。 ではピアノトリオは? エヴァンスの絹のような演奏とは対極な、 ザクッ!とした肌触りのものが 私の場合、け…

続きを読む

マイルス・デイヴィス・トリビュート ハービー・ハンコック

『マイルス・デイヴィス・トリビュート』の《エレジー》。 イントロのロン・カーターのベースには 少々腰砕けだけれども、 すぐに覆い被さるハンコックのピアノがカッコいい。 ゆったりとしたテンポと、ホーンアンサンブル。 その隙をぬって、過剰なくらいの音数で 「間の手(あいのて)」を入れる ハンコックのピアノが、やっぱり光っています。 発売当時は、 「ウォレ…

続きを読む

プレゼンティング レッド・ミッチェル

西海岸の卓越したベーシストだった レッド・ミッチェル。 彼のリーダー作、 ネコがトレードマークの 『プレゼンティング』評をアップしました。 地味かもしれないけど、 ビリー・ヒギンズのドラミングの さり気ない「巧」っぷりに気づけば、 あなたも立派なジャズ中毒患者?! ▼こちらです。(ゝ∀・*) プレゼンティング/レッド・ミッチェル Presenting…

続きを読む

リトル・ジョニー・C

ミンガスのライヴ映像で ジョニー・コールズのことを観たことのある人は、 な、なんて妖しげな! ……という感想をお持ちかもしれません。 しかし、コールズのトランペットは、 妖しさもありますが、 素朴な味わいもあり、 しかも、それだけではなく、 都会的でスマートなところもあるんですね。 ギル・エヴァンスが、 彼のオーケストラでジョニー・コールズのこ…

続きを読む

セロニアス・モンクの生涯

生涯のラストを飾った録音『ロンドン・レコーディング』 「セロニアス・モンクの生涯」を加筆しました。 ▼ こちらです。 最後のレコーディングより、10年ちょっと。 ほとんどピアノを弾くことがなかったモンク。 鬱状態だったのでしょうか。 残り10年の生涯の中、 彼は何を思い、どのような生活をしていたのか、 想像をめぐらせる日々です。

続きを読む

ソロ・モンク ルビー・マイ・ディア

Solo Monk/Thelonious Monk 以前、ジャズ喫茶「いーぐる」で、「セロニアス・モンク特集」の講演会がありました。 そのときの講演者が、『ジャズ批評』の元編集長の原田和典さん。 たしか、講演の最後のほうで、『ソロ・モンク』から《ルビー・マイ・ディア》をかけられたんですね。 この《ルビー・マイ・ディア》の感想、 リヴァーサイドのコ…

続きを読む

ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1

言葉の知識というか、 言葉による鑑賞の手助けというものは、 ジャズの場合は有効なこともあります。 むかし、むかし。 私、あまりファッツ・ナヴァロのことを積極的に 聴こうという気がおきなかったんですね。 もちろん、バド・パウエルの『アメイジング』に収録された 《バウンシング・ウィズ・バド》、 《ウェイル》、 《異教徒たちの踊り》、 《52丁目のテーマ…

続きを読む

ジョー・パス Portraits of Duke Ellington

おそらく音色の影響が大きいと思うのだけど、 「ジョー・パス理解」には、 ギタリストと、 ギタリスト以外の人には 時間差があるようですね。 ギターをやっていない人からすると、 最初はオシャレかつムーディなギターに感じ、 次第に、その滋味あふれるサウンドから、 懐の深いギタリスト⇒じつは凄いんじゃないか? ということに、 だんだん気付いていく。 しかし、ギタ…

続きを読む

パット・メセニー ジョジョの奇妙な冒険 エジプト編

現在放映中の『ジョジョの奇妙な冒険』の 「エジプト編」のエンディングテーマは、 なんと、パット・メセニーの《ラスト・トレイン・ホーム》。 この意表を突いた選曲と エンディングの映像にシックリとマッチした様には 嬉しい驚きを感じました。 以前、韓国のソウルで聴いたメセニーが 奇妙に風景にマッチしていたことをレビューに書きましたが、 今度は、エジプトに…

続きを読む

バド・パウエル THE COMPLETE RCA TRIO SESSIONS

中期のバド・パウエル。 こと、RCAに吹き込まれたバド・パウエルの演奏が私は大好きで、 昔は『タイム・ワズ』というCDを 何度も繰り返し聴いていたものです。 今では『タイム・ワズ』は廃盤になってしまっているので、 このRCAのコンプリートを是非おすすめしたいと思います。 中期のバド・パウエルの良さ。 これは色々あるのですが、 タッチの重さとダークさ…

続きを読む

ミントンズハウスで生まれたエピストロフィ

以前、セロニアス・モンクとケニー・クラークが作曲した 《エピストロフィ》に関しての考察を書いたことがあるのですが、 これを書いてから12年、 改めて読み返してみたら、 加筆したい点も出てきたので、 大幅に加筆修正をしました。 ▼こちらです ミントンズ・ハウスとセロニアス・モンクの難曲・エピストロフィ ジャムセッションに飛び入りする 鼻息の荒い楽器奏者たちを 尻…

続きを読む

ギル・エヴァンスの個性と発展

『ギル・エヴァンスの個性と発展』評をアップしました。 ▼こちらです。 ギル・エヴァンスの個性と発展/ギル・エヴァンス 丸くて暖かいホーンアレンジ、 容赦ないエルヴィンのドラム、 コルトレーンのようなショーターのテナーサックス等など、 オイシイ聴きどころ満載のアルバムなのです。 ギル・エヴァンスの個性と発展 ▼収録曲 1.Time of the…

続きを読む