ラリー・ヤングのブルーノートデビュー作

ジャケットのタイポグラフィーがカッコいい グラント・グリーンのリーダー作『トーキン・アバウト』は、 オルガニスト、ラリー・ヤングの ブルーノートデビュー作でもあるんですね。 「オルガンのコルトレーン」と呼ばれるラリー・ヤングですが、 グラント・グリーンのコッテリギターと交わると、 良い意味で角が取れた感じになり、 あまり「オルガンのコルトレーン」という感じはしな…

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ミンガス・バンドのパウエル

チャールス・ミンガス率いる剛腕バンド。 サックス奏者は、 アルトがエリック・ドルフィー、 テナーがブッカー・アーヴィン。 良くも悪くもアクの強いメンバーの中、 ゲスト参加したバド・パウエルが奏でる 《四月の思い出》のピアノソロが異色で良いですね。 パウエルがアドリブをとりはじめた瞬間から、 ゴッツく濁ったミンガス空気が、 アッサリとパウエル色の空気に塗り…

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不快な湿気をぶっ飛ばすオルガンジャズ 安っぽい《テイク・ファイヴ》が逆に良いトゥルーディ・ピッツ

今日のようなムシムシと湿度の高い日は、 トゥルーディ・ピッツの《テイク・ファイヴ》でもかけて、 安いビールと、安いポテトフライをつまみながら、 ベッタリとした気分を吹き飛ばしたいですね。 女性オルガン奏者、トゥルーディ・ピッツの 『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』評をアップしました。 ▼こちらです イントロデューシング・ザ・ファビュラス・ト…

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《リカード・ボサ》に飽きたら《ボサ・フォー・ベイビー》。こっちのモブレイのアドリブのほうがイイよ

ハンク・モブレイ。 ボサ。 この2つのキーワードを聞いたら 《リカード・ボサ》を思い浮かべる方も多いでしょう。 しかし、「もうこの曲、飽きちゃったよ」という人も少なくないのでは? そういうお方には、『ファー・アウェイ・ランズ』の 《ボサ・フォー・ベイビー》をおすすめします。 これ、夕方に聴くといいのよ。 微妙に「たそがれ」感も漂って…

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フランキー・ダンロップのドラミングが面白い『モンク・イン・イタリー』

演奏内容は、他のモンクの諸作の中では、 「中の上」ぐらいの位置づけなので、 特にセロニアス・モンクを代表する一枚!というほどではないのだけれど、 このアルバムが好きなモンクファンも多いはず。 魅力を2つ挙げるとすると、 ひとつは、ピアノソロで奏でられる《ボディ・アンド・ソウル》の 構築的でありながらも、しみじみとした情緒も感じられる モンクでしか出せない味わい、 …

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アート・ペッパーの「息継ぎ」と、オーネット・コールマン

先日、この世を去ったオーネット・コールマン。 私は彼の素っ頓狂なフレーズが大好きで、 「ここで、これが来るんかい!?」と いつも驚きと笑いを誘発させることが多い オーネットのプレイを聴いていたものです。 (もちろんアルバムによる) このオーネットの素っ頓狂さは、 普通の人と呼吸のタイミングが違うんだろうな、と 長年考えていたのですが、 なんと、彼が参考にして、 …

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モザイク。シダー・ウォルトンが慌てて5分で書いた曲が、素晴らしい名曲、名演になってしまった

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの 『モザイク』評をアップしました。 ▼こちらです モザイク/アート・ブレイキー 素晴らしいアレンジと3管によるアンサンブルですが、 じつはこの曲の誕生は、 かなりテキトーだったみたいです。 ( ̄ー ̄; 作曲者、シダー・ウォルトンはいかにして この名曲を作ったか?! 詳しくは「カフェモンマルトル」の記…

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追悼 オーネット・コールマン

The Shape Of Jazz To Come/Ornette Coleman 先日、6月11日にオーネット・コールマンが亡くなりました。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 私は、その日、追悼の気持ちで、 『ジャズ来るべきもの』の《ピース》を聴きました。 今頃、この演奏で描かれたような音空間、 そう、奇妙に落ち着くことができる平静な曲線空間に到着した…

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金鳥の夏、日本の夏、ジョーヘンの夏、ブルー・ボサの夏

関東は数日前に梅雨入りしましたが、 以降、いかにも「梅雨だぞ!」と感じてしまうような ジメジメした日や、 雨が降りっぱなしという日には 今のところ遭っていません。 午後になってからは、 ムシムシするほどではないのですが、 じゃっかん湿度が高くなってきましたが、 今日の午前中の東京は、 わりとカラッ!とした気持ちの良い陽気でした。 こういう、 カラッ!⇒ム…

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ナラ・レオンの『美しきボサノヴァのミューズ』

ボサノバが初めての人は、 迷わず、このアルバムからはいるといいよ。 ナラ・レオンの『美しきボサノヴァのミューズ』。 「カフェとかで聴くボサノバのなんちゃら」みたいな コンピも悪くはないけれども、 結局、買う時や、 買った後のしばらくは嬉しい気分になるんだけど、 だんだん聴かなくなってきて、 結局、あまり大事にしなくなることが多いんだよね。 その点…

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バド・パウエルの『ライヴ・イン・ローザンヌ 1962』が地味に良い

バド・パウエルの『ライヴ・イン・ローザンヌ 1962』評をアップしました。 ▼こちら ライヴ・イン・ローザンヌ 1962/バド・パウエル 時々聴きます。 地味~にいいんですよね。 後期パウエルの音源の中でも、 あまり知られていない隠れた名盤かもしれません。 Live in Lausanne 1962 ▼収録曲 1. Anthropology 2…

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2分にも満たないビリー・ホリデイの《オール・オブ・ミー》には、人生の様々な光景が凝縮されているのだ

ジャズファンならずとも、《オール・オブ・ミー》という曲はご存知でしょう。 不ランク・シナトラの名唄、 レスター・ヤングの名演奏……。 多くのミュージシャンが素晴らしい歌や演奏を残しています。 では、誰の《オール・オブ・ミー》が最高か? ……というと、 個人的には、ビリー・ホリデイですね。 しっとりと歌ったスタジオ録音のバージョ…

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この感動を捉えたのは、たったのマイク一本だったなんて! ベニー・グッドマンの『カーネギーホール』

久々にベニー・グッドマンを鑑賞。 カーネギー・ホールのコンサートです。 聴き所はたくさんあるのですが、 全体を覆う楽しげなムード、 ハッピーな熱狂が、時空を超えて 21世紀のニッポン・東京にも伝わってくる不思議。 しかも、この熱狂と感動を捉えたのが、 たった一本のマイクだったんですよね。 これも凄い! 再生技術よりも録音技術のほうが進…

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ウォーム・サウンド ジョニー・コールズ・カルテット

ミンガス経由でジョニー・コールズを知った方も多いと思います。 私もその一人。 妖しいラッパを吹く人だなぁと、思いました(・∀・)b。 エリック・ドルフィーと同時期にミンガスのバンドにいたので、 ブリブリ吹きまくるドルフィーと良い対比効果が生まれていて、 アンサンブルのバランスも申し分ない、 おそらくは、彼らが所属していた頃のミンガス・グループが もっとも…

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難曲《ジャイアント・ステップス》を平然と弾きこなすテテ・モントリュー。元気になれるピアノトリオ演奏!

楽器でジャズをかじったことがある人と、ない人の差は、 テテ・モントリュー・トリオの 《ジャイアント・ステップス》をどう捉え方の違い。 これに抱く感想の温度差は、かなりのものだと思います。 楽器をやっていない人は、 普通の勢いあふれるピアノトリオの演奏の一つとして感じるでしょう。 あまりにも普通に、平然と、しかもエキサイティングに演奏しているから。 …

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