アート・ペッパーの《ホリデイ・フライト》

The Art Of Pepper/Art Of Pepper 1曲目の《ホリデイ・フライト》に耳を傾ける。 メリハリの効いたアルトサックスの音色。 一音一音キチンと構築されたフレーズは、その隅々までもが、あか抜けている。 東海岸のブルーノートなどのサウンドに慣れた耳で聴くと、サラリとした感触を受けるかもしれないけれども、けっこうサックスの音色の芯は太く、キチッと締ま…

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ヴィレッジ・ゲイトのクリス・コナー

映画『真夏の夜のジャズ』をご覧になればお分かりのとおり、白人女性ジャズシンガーの代表格である、アニタ・オデイ姉御は、屋外のステージでも、ビシッと観衆を惹きつける実力の持ち主。 では、同じく白人女性ジャズヴォーカルで、アニタと同じくハスキー・ヴォイスが魅力のクリス・コナーは? やっぱり、彼女は屋内が似合いそうな雰囲気ですね。 彼女を代表する傑作ライブアルバム『ヴィレッジ・…

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ロン・カーター 枯葉 ベースソロ

1964年。 マイルス・デイヴィス・クインテットのライブ映像です。 演奏曲は《枯葉》。 ロン・カーターの長めのベースソロを楽しめます。 まだこの頃のロンのベースは、太くて重い。(・∀・)b トニーの笑顔、厳しい顔で見守るマイルス。 あと、見逃せないのはショーターのソロ。 テナーサックス、良い鳴り、良い音、どんどん発展してゆくフレーズ。…

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モンク最後のピアノソロ 《Cordially》

The London Collection vol.3/Thelonious Monk コーディアリー ⇒真心をこめて セロニアス・モンクのラストレコーディング『ロンドン・レコーディング』のvol.3。 最後のアルバムの、それこそ一番最後に収められたこの祈るようなピアノに心震える。 9分を超す長めのピアノソロ。 曲表記は《Cordially (Improvis…

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レイ・ブライアントの《リフレクション》

Holiday For Skins vol.2/Art Blakey 《リフレクション》といえば、 フィニアス・ニューボーンが弾く『ウィ・スリー』の演奏がイイですね。 ロイ・ヘインズがリーダーのアルバム『ウィ・スリー』に収録されているバージョンですね。 We Three: Rudy Van Gelder Remasters Series でも、変わり種として…

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セロニアス・モンク ライヴ・アット・ザ・ジャズ・ワークショップ-コンプリート

Live At The Jazz Workshop-Complete/Thelonious Monk チャーリー・ラウズがテナーとして長年在籍していた、セロニアス・モンクのカルテットは、やっぱりどう逆立ちしても、「マンネリ」である感は否めないのだけれども、それでも、各所で行われたライヴ音源を聞き比べると、同じ「マンネリ」ナンバーでもあっても、演奏した日のメンバーの体調や気分、シチュエー…

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LIVE ファラオ・サンダース

Live/Pharoah Sanders ファラオ・サンダース、1981年のライヴ盤。 おそらくこれがファラオの最高傑作でしょう。 熱い! エキサイティング! 長尺演奏もまったく気にならないほど、音でグイグイ迫ってきます。 攻撃力高し。 スケールもデカし。 演奏の攻撃力は、ピアノのジョン・ヒックスから援護射撃の効果も侮れませんね。 そうそう、…

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スティーミン マイルス・デイヴィス

Steamin'/Miles Davis マイルスの『スティーミン』を聴くたびに、夜な夜な演奏しているグループならではの一体感というか、アンサンブル力にノックアウトされてしまいます。 そして、表出する、この時期ならではのグループカラー。 ビシッ!と一糸乱れずに演奏のタイミングが決まる《ソルト・ピーナッツ》。 このナンバー、 ♪ソッピーナッ!ソッピーナッ!ってヴォーカ…

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Paul's Mall, Boston, Sept 1972 マイルス・デイヴィス

Paul's Mall, Boston, Sept 1972/Miles Davis 1972年のマイルスのライヴ。 オン・ザ・コーナー好きは必聴! ゲット・アップ・ウィズ・イット好きも必聴! ジャック・ジョンソン好きは必聴! そしてトドメは、ビッチェズの《サンクチュアリ》! 超弩級!驚愕興奮のオンパレード! 1972年のマイルスのライブ音源どす! …

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マイルストーンズの靴音

Miles In Berlin/Miles Davis 見逃していませんか? マイルスの靴音。 『マイルス・イン・ベルリン』の冒頭、 《マイルストーンズ》が始まる直前の、あの靴音。 この靴の音の主は、おそらくマイルスでしょう。 靴音でテンポをメンバーに指示し、 そして怒涛のハイスピードを誇る《マイルストーンズ》に突入! コン、コン、コンコンコン…… こ…

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アメイジング・バド・パウエル vol.2 ニューヨークの秋

The Amazing Bud Powell vol.2/Bud Powell バド・パウエル、ブルーノートの『アメイジング・バド・パウエル vol.2』。 『vol.1』とともに長年愛聴しているアルバムです。 ただ、このアルバムのレビューなどで、もっとも評価されているナンバーは《グラス・エンクロージャー》であることが多いんですよね。 私、どうもこの曲、嫌いじ…

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サンフランシスコ ボビー・ハッチャーソン

Sanfrancisco/Bobby Hutcherson ハロルド・ランドのテナーって、こんなに黒かったっけ? 共演者が共演者だと、こうまで変わるランドのサックス。 思わぬ発見に、口元ほころびニンマリとした笑みを浮かべてしまいます。 ジョー・サンプルも参加! 心地よいノリとグルーヴを楽しめる、アルバムとしての地味度はいまひとつながらも、バネの効いたノリを楽しめ…

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フォー・シーズンズ ボビー・ハッチャーソン

Four Seasons/Bobby Hutcherson ボビー・ハッチャーソンの『フォー・シーズンズ』評をアップしました。 ▼こちら フォー・シーズンズ/ボビー・ハッチャーソン サマータイム……。 枯葉……。 スターアイズ……。 ハッチャーソンがスタンダードナンバーを中心に演奏しているカルテットです。 オランダのタイムレスレコードに…

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ブラックマンバ アルマンダ・デジデリー

Black Mamba/Armanda Desidery ブラックマンバ。 といえば、ハブやキングコブラに並ぶ 獰猛で猛毒を持つアフリカのヘビ。 イタリアのピアニスト、 アルマンダ・デジデリーが弾く《ブラックマンバ》は? とってもエレガント、なのであります。 (・∀・)b 全体的なサウンドは、 特にエッジがあるというわけではなく、 きわめて穏健…

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ベラ・フレックとチック・コリアのデュオ『トゥー』

Two/Chick Corea & Bela Fleck ピアノとバンジョーの珍しい組み合わせ。 ピアノとバンジョーのデュオ。 チック・コリアとベラ・フレック。 名手と名手の対決、というわけではないけれども、 グイグイ二人とも音で攻めあっていて、 なかなかエキサイティングで楽しいですね。 ジャズにバンジョー。 あまりジャズには馴染みのない楽器かもしれな…

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トリロジー/チック・コリア、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイド

Trilogy/Chick Corea,Christian McBride,Brian Blade 一気に全曲聴き通すのは大変だけど、「今日はこの曲、明日はあの曲」というふうに、気分で曲をセレクトしてピンポイント聴きをすると、けっこう長く付き合えるアルバムなんじゃないかと思います。 最近の個人的なお気に入りは《リコーダ・ミー》。 もとより、ジョーヘン作曲のこの曲が大…

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デュオ ハンク・ジョーンズ&レッド・ミッチェル

Duo/Hank Jones & Red Mitchel ハンク・ジョーンズが、レッド・ミッチェルのグイグイ押してくるベースにのせられ、溌剌としたピアノを繰り広げています。 端正で繊細なピアニストのイメージの強いハンクですが、あの暴れん坊ドラマー、エルヴィン・ジョーンズの兄貴なだけあって、内に秘めた情熱は熱い! これを容赦なく勢いあるベースで引き出したのはミッチェル…

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中山康樹/リッスン <ジャズとロックと青春の日々 >

リッスン/中山康樹 音楽評論家の故・中山康樹氏の自叙伝の『スイングジャーナル青春録』の<大阪篇>と<東京編>。 径書房から出ていた分厚い2冊を、 スッキリと一冊の文庫サイズに再編集されのがこの本、 『リッスン』。 リッスン ジャズとロックと青春の日々 (講談社文庫) 個人的には、文庫本よりも径書房の2冊の書籍のほうが好きです。 様々なエピソー…

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カレンシー・オブ・マン メロディ・ガルドー

Currency of Man/Melody Gardot 昨年2015年の6月に発売されたメロディ・ガルドーの『カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~』。 一時期話題になったファーストアルバムに漂うある種のオシャレさのようなもの、つまりバーで流しても違和感のないような聴きやすさは影を潜めてはいます。 ▼ファーストアルバム Worrisome Heart 『…

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ライヴ・アット・タロー 高柳昌行グループ

ライヴ・アット・タロー/高柳昌行グループ 1979年5月24日。 新宿のライブハウス「タロー」でのライブです。 メンバーは、 高柳昌行 (g) 弘勢憲二 (el-p) 森泰人 (b) 山崎泰弘 (ds) のカルテット。 高柳昌行のギターというと、「難解」「ノイジー」というイメージがつきまとい、実際、そのような演奏も多いのです、敬遠しているリスナーも多いか…

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