ウィーヴァー・オブ・ドリームス ケニー・バレル

Weaver Of Dreams/Kenny Burrell これぞ隠れケニー名盤! 歌うケニー・バレル、興味ないですか? しっとり甘く、まるで彼のギターのごとしなんですが、いや~、これが結構いけるのですよ。 ナット・キング・コール、とまではいかないですけれども、そのニュアンスには近い感じ。 つまり、しっとり&優美なテイストをお求めならば、この極上の一枚を是非!…

続きを読む

セロニアス・モンク&ジョン・コルトレーン カーネギー・ホール

Thelonious Monk Quartet with John Coltrane at Carnegie Hall マイルス黄金のクインテットに在籍していたころのジョン・コルトレーンは、まだスタイルの「確立期⇒試行錯誤期」であったため、特に『リラクシン』での演奏に顕著なんだけれども、自分が作り出そうとするスタイルを模索しているためか、頭の中のイメージに技術が追いついていないのかな?…

続きを読む

アローン・トゥ・ロング トミー・フラナガン

Alone Too Long/Tommy Flanagan トミー・フラナガンのピアノ・ソロ・アルバムの『アローン・トゥ・ロング』。 1977年に録音されたトミフラ初のピアノソロアルバムです。 出だしの《パリの大通り》がエレガントで素晴らしいのです。 この曲は、お馴染みバド・パウエルの作曲なのですが、パウエルが弾く、パリの香気が強烈に立ち込める高貴なピアノに比べると、トミ…

続きを読む

ライヴ・イン・ボルチモア 1968 リー・モーガン&クリフォード・ジョーダン

Live in Baltimore 1968/Lee Morgan & Clifford Jordan こんな録音が残っていたとは! リー・モーガンとクリフォード・ジョーダンの汗水したたるライヴ! ピアノがジョン・ヒックスでしょ、 ベースがレジー・ワークマンでしょ、 ドラムスがエド・ブラックウェルでしょ。 もうこれは、かなりの精鋭かつ重量級の布陣! …

続きを読む

ア・ハーフ・ムーン・ベイ ビル・エヴァンス

A Half Moo Bay/Bill Evans 『ワルツ・フォー・デビー』の《ワルツ・フォー・デビー》だけが、「ワルツ・フォー・デビー」ではないのだよ。 つまり、スコット・ラファロ参加の有名なリヴァーサイド盤に収録された《ワルツ・フォー・デビー》だけではなく、その後になっても、エヴァンスは何度も《ワルツ・フォー・デビー》を録音しています。 その中でも、躍動感といい、まと…

続きを読む

ビル・エヴァンス・アルバム シュガー・プラム

The Bill Evans Album/Bill Evans 『ビル・エヴァンス・アルバム』に収録されているナンバー《シュガー・プラム》評をアップしました。 ▼こちらです。 シュガー・プラム/ビル・エヴァンス ピアノ弾いたりエレピを弾いたりと忙しいエヴァンスですが、良い曲だし、ピアノもなかなかなのです。 (・∀・)b ▼収録曲 1. ファンカレロ …

続きを読む

イントゥ・ザ・サイレンス アヴィシャイ・コーエン

Into The Silence/Avichai Cohen ベーシストではなく、トランペッターのほうのアヴィシャイ・コーエンね。 ECMでの録音。 あれ、ECMで?って最初は思ったものです。 彼の力強いトランペットは、もちろんそのサウンドの隙間からはほとばしる情熱とともに、それと相反するかのような痛々しいほどの哀しみのニュアンスが滲み出ることがあるのだけれども、EC…

続きを読む

チタリン・シャウト アーネット・コブ

Chittlin Shout/Arnett Cobb 奄美大島の音のソムリエ・高良俊礼氏さんからご寄稿いただいたアーネット・コブの『チタリン・シャウト』評をアップしました。 ▼こちらです テキサスのブルース親父、アーネット・コブ なるほどね~、 コブ漬け、コブ漬け、 こぶ漬が食べたくなります。 チタリン・シャウト ▼収録曲 1. Chit…

続きを読む

ソニー・サイド・アップ ディジー・ガレスピー

Sonny Side Up/Dizzy Gillispie ソニー vs ソニー。 ロリンズとスティットが、テナーで参加しているガレスピーのアルバム、それが『ソニー・サイド・アップ』です。 個人的には、スティットよりもロリンズのほうが断然フェイヴァリットなのですが、ここでのスティットは、ロリンズに負けず劣らず、獅子奮迅。 でも、やっぱり大物の風格というか、スケールの大…

続きを読む

エントリー リンダ・オー

リンダ・オーの『エントリー』。 ベースが演奏の手綱をしっかりと握っている。 このことは、たしかに優れたベーシストがボトムを支えるグループにおいては、古今東西、不変の原理ではあるのだろうけれども、レイ・ブラウンやポール・チェンバースがリーダーとなり演奏の主導権を握っていた時代と、リンダ・オーがリーダーとしてアンサンブルの主導権を握る現代とでは、同じベースという低音楽…

続きを読む

セシル・テイラー聴きまくり

Nefertiti,The Beautiful One Has Come/Cecil Taylor 過去に書いた記事、 「セシル・テイラー聴きまくり」を加筆修正しました。 ▼ こちらです 一日中、ガンガンとセシルを聴きまくった日が、 今となっては懐かしいです。 今は、なかなかそういう気力も体力もないかも。 1~2枚ぐらいだったら平気ですけどね。 …

続きを読む

小川隆夫氏の新刊『ジャズメン、ジャズを聴く』評

先日発売された、ジャズライター・小川隆夫氏の新刊『ジャズメン、ジャズを聴く』のレビューを私の個人サイト「カフェモンマルトル」にアップしました。 ジャズメン、ジャズを聴く/小川隆夫 一言、いい本です。(・∀・)b みなさん、読みましょう! ジャズメン、ジャズを聴く

続きを読む

テナー・タイタンズ ベン・ウェブスター&デクスター・ゴードン

Tenor Titans/Ben Webster & Dexter Gordon ベン・ウェブスターとデクスター・ゴードン。 悠然⇒ベン。 泰然⇒デックス。 その発する音には、堂々たる風格をたたえた2人のテナーサックス奏者の共演盤が『テナー・タイタンズ』です。 残念ながら、このアルバムに収録された7曲すべてが2人の共演ではないけれど、競演、いや共演してい…

続きを読む

タフ・テナーズ・バック・アゲイン! ジョニー・グリフィン&エディ・ロックジョウ・デイヴィス

Johny Griffin & Eddie "Lockjaw" Davis 「タフ・テナー」。 この一言だけでも、そそられません? 聴いてみて~って好奇心がくすぐられませんか? エディ・ロックジョー・デイヴィス、そしてジョニー・グリフィンの2人。 まさにバイタリティあふれる2大タフテナーズ。 この2人の熱演が北欧のカフェモンマルトルにて! テナー・バトル…

続きを読む

カタルシス! ジョニー・グリフィン

Catharsis!/Johnny Griffin ヨーロッパに拠点を移したグリフィン。 場所はデンマークのコペンハーゲン。 時は1989年。 所変われど、年代変われど、彼のテナーのリトル・ジャイアントっぷりは健在! とにかく吹くわ吹くわ、熱いわ熱いわ! バックのケニー・ドリューのピアノもグリフィンを煽る煽る! まさにタイトルどおり、聴き手に「カタル…

続きを読む

ブルース・ルーツ デイヴ・ブルーベック&ジェリー・マリガン

Blues Roots/Dave Brubeck & Gerry Mulligan ジャケットに誘惑されて聞いてみると、演奏にも誘惑され、いつしか音に埋没してしまった。 デイヴ・ブルーベックといえば、ポール・デスモンドがパッと思い浮かぶけれども、ここでの共演サックスはジェリー・マリガン。 デスモンドとのコンビを解消した後、今度はマリガンと組んで、こういうアルバムが出来上がり…

続きを読む

T.T.T J.R.モンテローズ

T.T.T/J.R.Montrose J.R.モンテローズといえば、すぐに思い出すのが、ミンガスの『直立猿人』だったり、ブルーノートの『J.R.モンテローズ』だったりなのですが、これらから受けるイメージは、いずれも「クセのあるテナー」なのではないでしょうか? ところがところが。 たしかにクセというか、独特のコクはあるんですが、 ストーリーヴィルから出ている、このライブ…

続きを読む

サウス・アメリカン・クッキン カーティス・フラー

South American Cookin'/Curtis Fuller 南米ツアーから帰ってきたカーティス・フラーが吹き込んだ本作。 タイトルどおり、カーティス・フラーが 南米の名曲をおいしく料理! フランス原産の《枯葉》も演ってますが、南米産の《ベサメ・ムーチョ》も入っておりまする。 トロンボーンと哀愁の《ベサメ・ムーチョ》、これがまたイイんですよ。 《ベ…

続きを読む