スティーヴ・コールマン『ブラック・サイエンス』

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スティーヴ・コールマンの『ブラック・サイエンス』。


ああ、そういえば
そんなアルバムあったよね〜。


そんな感じで、なんとなく、
ジャズの歴史の中の記憶に埋もれていっているような気がするアルバムなんですが、
皆さんはいかがでしょうか?



変拍子や、プレイヤーの即興依存に陥らないユニークなアンサンブルなど、
コールマンがM-BASE派とともに打ち出した音は、
ジャズの新しいカタチとは言えないかもしれないけれども、

本来、難解であるはずのアンサンブルを
聴き手にはそう感じさせぬよう、
ポップにわかりやすく提示しつづけていました。



それは、コールマンを取り巻くミュージシャンたちの
卓越した演奏力と、
演奏が向いている方向性の相互認識が共通していたからこそなのですが、

それでも「難しそう」と敬遠していた聴かず嫌いさん、
当時は、けっこう多かったかな。



しかし、私からしてみれば、
なんてスマートで整理整頓された音楽なんだろう!


どんな時もポップな肌触りと
リズムのバネを忘れていないアンサンブルだと感じていました。



根っこにファンクのグルーヴがあったから
そう感じやすいのかもしれませんね。



代表作の『サイン・ダイ』だけではなく、
この『ブラック・サイエンス』も聴いてみよう!


カッコいいことこの上なし。


柔軟なマーヴィン・スミッティ・スミスのドラムが素晴らしいですね。

カサンドラ・ウィルソンもヴォーカルで参加してるよ!



そういえば、80年代末から90年代にかけて、
突然変異的に変拍子中心のジャズが現れて
一時期流行ったけど、いまはサッパリだよね〜


……なんてことにはならぬよう、
いまこそ、聴き返してみよう!




▼収録曲
1. The X Format (Standard Deviation)
2. Twister
3. Turbulence
4. Beyond All We Know
5. A Vial Of Calm
6. Black Phonemics
7. Ghost Town
8. Magneto
9. Cross-Fade
10. Black Phonemics (Reprise)

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