大西順子 デビューアルバム



やっぱり、なんだかんだいっても、
大西順子の最高傑作はファーストアルバムの『WOW』なんじゃないかと。


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タッチの力強さ、
思い切りの良さと潔さ、
暖めてきたであろうアイデアの爆発……


最初から最後まで、音が生き生きとしていて
一瞬たりとも気が抜けない気迫の一枚だと思うのです。


だからといって、それ以降のアルバムがイマイチというわけでは決してなく、
アレンジ面やレパートリーや引き出しの多彩さは
キャリアとともに広がっていることは、
ファンの皆さんであれば周知の通り。


しかし、デビュー時の彼女のピアノから漂うオーラは、
モンクならモンク、
エリントンならエリントンと、
ひとつのモチーフに向けて
「これしかない、この音しかありえない!」とばかりに
自身が思い描いていたであろうイメージに向けて、
猛烈な勢いで、圧縮、収斂していくような気迫や集中力が
ピアノの一音一音に漂っており、
やっぱり、このアルバムから放射されるピアノの音は
「特別」なんだよなと、今でも聞き返すたびに感慨深いものがあるのです。


▼収録曲
1. ザ・ジャングラー
2. ロッキン・イン・リズム
3. B・ラッシュ
4. プロスペクト・パーク・ウエスト
5. ポイント・カウンター・ポイント
6. ブリリアント・コーナーズ
7. ネイチャー・ボーイ
8. ブロードウェイ・ブルース





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WOW/大西順子


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