難曲《ジャイアント・ステップス》を平然と弾きこなすテテ・モントリュー。元気になれるピアノトリオ演奏!


楽器でジャズをかじったことがある人と、ない人の差は、
テテ・モントリュー・トリオの
《ジャイアント・ステップス》をどう捉え方の違い。


これに抱く感想の温度差は、かなりのものだと思います。


楽器をやっていない人は、
普通の勢いあふれるピアノトリオの演奏の一つとして感じるでしょう。


あまりにも普通に、平然と、しかもエキサイティングに演奏しているから。


しかし、楽器経験者で、
しかも一度でも《ジャイアント・ステップス》にトライしたことがある人は、
口をアングリと開けて、驚き桃の木山椒の木状態になるしかないのです。


コード・チェンジが目まぐるし過ぎるコルトレーンの難曲を
あまりにも普通に、平然と、しかもエキサイティングに演奏しているから。


しかもアップテンポで。


『テテ』に収録された演奏は、
テテのピアノも、ペデルセンのベースも、
まったく破たんがなく、
確信と力強さに満ちているのです。


tete.png


もちろん、難しいことを難しく感じさせないのも
プロの条件なのかもしれません。

しかし、素材が素材です。


コルトレーンのオリジナル・バージョンでは、
あの名手、トミー・フラナガンでさえ、
自分のソロパートになると、
戸惑いが生じ、
途中でピアノを弾くのをやめてしまう箇所があるくらいですから。


もちろん、ただ凄いと思わせるだけではなく、
演奏内容も抜群の躍動感に溢れています。


なので、難曲云々ということを思い浮かべる以前に、
単純に、元気なピアノトリオの演奏として楽しめるのです。

Tete
Tete

▼収録曲
1.Giant Steps
2.Theme From Ernie
3.Body And Soul
4.Solar
5.I Remember Clifford
6.Hot House

▼レビューはこちらです。
テテ/テテ・モントリュー

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