ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1



言葉の知識というか、
言葉による鑑賞の手助けというものは、
ジャズの場合は有効なこともあります。


むかし、むかし。


私、あまりファッツ・ナヴァロのことを積極的に
聴こうという気がおきなかったんですね。


もちろん、バド・パウエルの『アメイジング』に収録された
《バウンシング・ウィズ・バド》、
《ウェイル》、
《異教徒たちの踊り》、
《52丁目のテーマ》などはよく聴いていたんですが、

彼のリーダー作には
積極的に手が伸びなかった。


CD棚の肥やしになっている時代が長らく続きました。


ジャケットがなんだか怖い感じがした、ということもあります。


しかし、クリフォード・ブラウンの伝記を読む機会がありまして、
その本には、
いかにブラウニーは、
ファッツ・ナヴァロのことを敬愛していたかということが
繰り返し書かれていたんですよ。


クリフォード・ブラウン―天才トランペッターの生涯クリフォード・ブラウン―天才トランペッターの生涯


あの、メロディアスで安定感のあるフレーズを吹く
ブラウニーに影響を与えたトランペット奏者となると、

クリフォード好きな私にとっては、
無視できない存在となり、
おそるおそるブルーノートの第一集に手を伸ばして聞いてみると、
なるほど、なるほど、メロディアス。


ジャケットのイメージと、
パウエルと丁々発止なやり取りを繰り広げたビバッパーという
イメージと先入観から、
ケタタマしいトランペットを吹くだけの人という
誤った固定観念は、見事に粉砕されました。


いいですよ~、ナヴァロ。


『ノスタルジア』だけではなく、
是非、ブルーノートのほうも聴いてみてください!


ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1
The Fabulous Fats Navarro Vol.1

▼収録曲
1. アワ・デライト
2. アワ・デライト
3. ザ・スカーラル
4. ザ・スカーラル
5. ザ・チェイス
6. ザ・チェイス
7. ウェイル
8. バウンシング・ウィズ・バド
9. ダブル・トーク
10. ダメロニア
11. ダメロニア


▼レビューはこちらです。
ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1/ファッツ・ナヴァロ


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