Without a Song: The 9/11 Concert ソニー・ロリンズ



ソニー・ロリンズの『Without a Song: The 9/11 Concert』

タイトルからもわかるとおり、
9・11テロの直後のコンサートの模様が
収録されたライブアルバムです。


Without a Song: The 9/11 Concert

場所はボストンですが、
テロ時、ロリンズはニューヨークにいたんですね。


飛行機使えないなか、
車でボストンに向かって演奏したとのことです。


この時期のロリンズは、
「パワーとエネルギーをいただく」
という感じで聴くといいんじゃないかと思います。


サキコロの時のようなアドリブの冴えや、
簡潔明瞭で唸らせるような切れ味鋭い
短編小説作家的な持ち味。


こういう我々多くのジャズファンが、
ロリンズに抱くイメージや、
演奏スタイルは、
年齢とともに無くなってきたかもしれません。


しかし、その代わりに、
その長尺演奏からもわかるとおり、

ますますパワーアップ!

陽のエネルギーを拡散放射!

テロなんかに負けないぜ!

俺は元気だ!

というエネルギーを
衰えぬパワフルなテナーサックスから
感じ取ってほしいと思います。


個人的には、《ホワイ・ワズ・アイ・ボーン》が
この時期のロリンズの
トレードマーク的な曲なんじゃないかと思ってます。


その前のアルバムでも演奏してましたしね。


マクリーンの《ホワイ・ワズ・アイ・ボーン》も好きだけど、
パワフルな巨人、ロリンズが放つテナーサックスの音色にも
とてもマッチしていると思う。


この曲のテイストが、
ロリンズがアドリブに望むときにおける
「気分」の起爆剤になっていると思うんです。


変わらぬ歌心を楽しみたいのなら
《バークリースクエアのナイチンゲール》かな。


とにかくライブということも手伝ってなのか、
演奏時間が長い曲が多いのですが、
テナーの音から漲る
ロリンズのエネルギーを浴びまくって欲しいと思います。


Without a Song: The 9/11 Concert
Without a Song: The 9/11 Concert

▼収録曲
1. Without A Song
2. Global Warming
3. Introductions
4. A Nightingale Sang In Berkeley Square
5. Why Was I Born?
6. Where Or When


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