グルーヴィ レッド・ガーランド


今はCDの時代だから、A面B面関係なく、
最初から最後までぶっ通しで聴く人も多いのだろうけど、

レッド・ガーランドの『グルーヴィ』は、

LPの場合、おそらく人気なのはA面のほうでしょう。
CDだったら前半の3曲。

なんといってもゴキゲンなノリの《Cジャム・ブルース》があるし、
ガーランドのピアノの音色が真珠のようにコロコロと転がる
《ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン》もある。


レコードで聴いている人だったら、
おそらく、かける比率は、
A面3回に対して、B面が1回か0回ぐらいなのではないでしょうか?


たしかにB面の《ホワット・キャン・アイ・セイ~》や《ヘイ・ナウ》は、
小粋で聴きやすい演奏なのですが、
ガーランドの手癖の集積という感が否めませんからね。


これだったら、マイルス・クインテットに所属していたガーランドが、
マイルスやコルトレーンの後に弾くピアノソロのほうが
短い時間の中にエッセンスが凝縮されていて良いのではないかと、
ガーランド好きの私でさえもそう思ってしまうことがあります。


しかし、侮れないのが《柳よ泣いておくれ》。


ブロックコードで奏でられるこの気だるさ、
ちょっと爽やかなマッタリ感は、
ガーランドにしか出せない味なのです。


B面の最初の曲は集中して聴いて、
残りの2曲はリラックがてら軽い気持ちで聴く。


こういうB面の付き合い方も悪くないと思うのです。

Groovy
Groovy

▼収録曲
1. C-Jam Blues
2. Gone Again
3. Will You Still Be Mine
4. Willow Weep For Me
5. What Can I Say After I Say I'm Sorry
6. Hey Now


この記事へのコメント

  • 八神かかし

    >B面が1回か0回ぐらいなのではないでしょうか?

    「お言葉を返すようですが!!」
    あのテレビドラマが終わった今、この言葉は既に古くなってしまいました…。

    What Can I Say Dearのあのグルーブ感が、個人的にはGroovyで一番気に入っているところなのです。

    でもこの演奏でのGroove感、Garlandのピアノよりも、もしかするとベースとドラムの組み合わせで成り立っているのかも、なんて気もします。


    >マイルスやコルトレーンの後に弾くピアノソロのほうが …ガーランド好きの私でさえもそう思ってしまうことがあります。

    ガーランドは主役のバックに回ってこそ、彼の良さが一番出ていると思います。主役でないガーランドが一番好きです。
    2014年07月12日 19:07
  • 《What Can I Say》は、出だしの3音が可愛いので、学生時代の一時期は、そればっかりリピートさせて聴いていたことすらありました。
    でも、その「マイブーム」が過ぎて、全体を客観的に聞いてみると、うーん甘口ぃ~、なんですよね。ま、その甘口っぷりも好きではあるんですが……。

    >ガーランドは主役のバックに回ってこそ、彼の良さが一番出ていると思います。

    同感です。特にマイルス・クインテットの時だと、たとえばコルトレーンの後に登場するガーランドの音色とフレーズが耳に入って区るだけでハッとすることが多いですからね。

    カーテン閉めてちょっと息苦しいなと思っていた部屋の窓を開放した瞬間の気分チェンジ感に近いものを感じるのです。
    それってやっぱり、ガーランドの音色とフレーズには強力な個性があることの証明ではあるのですが、その個性はピアノトリオよりも、コルトレーンのようなどちらかというと暑苦しい管楽器奏者との対比効果で最大限活きるものだと思うのです。
    2014年07月15日 08:03

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