
Songs For Distingué Lovers/Billie Holiday
ビリー・ホリデイというと、
夜、薄明かりの中で
しみじみと聴くのが似合う
ジャズヴォーカルである
というような勝手な先入観を抱きがちですが、
そんなことはないと教えてくれたクリエイターの方がいました。
その方は、朝からビリー・ホリデイ。
一日の始まりからビリー・ホリデイで元気を注入し、
一日の終わりもビリーで締めくくるほどのビリー好き。
なるほど、『アラバマに星落ちて』に収録されている
《デイ・イン・デイ・アウト》を聴くと、その話にも頷けます。
地方から東京に上京するときも、
「よし!俺は東京で成功するぞ!」と新幹線の中で
《デイ・イン・デイ・アウト》を繰り返し聴いていたのだそうです。
そして、実際、ビリーパワーで頑張って、
今やテレビ局、特にドラマ関連の番宣には欠かせない存在となっている。
ビリー・ホリデイは、
饐えて頽廃的な甘い毒の含量もたしかに多い歌手ですが、
毒は薬にもなる。
人によっては人生のパワーに転化させることも出来るのでしょう。
▼収録曲
1. デイ・イン・デイ・アウト
2. 霧深き日
3. アラバマに星落ちて
4. ワン・フォー・マイ・ベイビー
5. ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ
6. 時さえ忘れて
この記事へのコメント
バード
雲
フェロモン……。
ああ、なるほど。
そういえば、昔ビリー好きな女の子が、「あの甘い声が好きなの」と言ってましたが、「甘い」の部分がフェロモンなのかもしれませんね。にしても、かなりの濃度なので、そこのところが好き嫌い分かれちゃうところなんでしょうね。