孤軍 秋吉敏子


秋吉敏子の『孤軍』。

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決して愛聴盤というわけでもなく、
だいたい3年に1回聞けばいいやぐらいのアルバムだったんだけど、
でも、最近はこのアルバムの自分の中での評価、けっこう変わってきている。


異国の地アメリカで、
オンナの力量、才覚ひとつで、
異文化ジャズに日本人としてのアイデンティティ、オリジナリティを封じ込めようとしている。


しかも現地のミュージシャンばかりを起用して。
しかも、昭和40年代末にだよ。


やっぱり、これはスゴイことだと思うし、
べつに、このような背景を知らなくとも、
昔は、単に重いなと思っていたサウンドも
今では、なんだかズッシリとした重みをともなってグイグイとこちらの胸に迫ってくるんですね。



ああ、年齢とともに音楽の聞こえ方ってかわってくるんだなと思ったり。
ま、べつに年寄りになったというわけではないんですが、それでも確実に年は重ねてきているわけで、その経験値の堆積が音楽の感受性を知らず知らずのうちに育んできているんでしょうね。



万人にはおすすめはしないけど、
持っていて、折に触れて再生すると、
ある日突然、ハッとなる可能性の高いアルバムです。



この記事へのコメント

  • まさに、ロングイエローロードだね
    2012年10月13日 11:01
  • まさに、そうっすね!
    2012年10月13日 12:12

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