『HERBIE HANCOCK WITH JACO PASTORIUS 』評


本日2012年2月16日より
ちょうど35年前の1977年2月16日に
シカゴにて行われたハービー・ハンコックとジャコ・パストリアスの共演が『ハービー・ハンコック・ウィズ・ジャコ・パストリアス』に収録されています。


Herbie Hancock With Jaco Pastorius


レギュラーベーシスト、ポール・ジャクソンの代わりに参加したジャコ。

ハンコックの音楽性にピッタリとフィットしているのかどうかというと、必ずしもそうとはいえなませんが、音楽的刺激は十分。

とくに、ハンコックの代表曲《処女航海》がいいですね。
“例の和音”の箇所、鍵盤ではなく、ジャコのベースが奏でています。


少ない音の重ね具合から、色彩豊かな響きが放たれているところがなかなか。

ベースをやっているとわかるのですが、エレクトリックベースのハイポジションの音色は倍音豊かで、たった2音を重ねるだけでも、なかなかリッチで豊饒な響きを生み出すんですね。

ジャコは、その効果を非常に上手に引き出しています。


「速弾き」「音数多い」などのイメージの強いジャコですが、それだけではない、ベースの特性を知り尽くした音楽性の高いプレイヤーなのだということ、改めて認識できるのではないでしょうか。

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