バド・パウエル『ザ・ロンリー・ワン』評


本日2012年4月27日より、ちょうど57年前の1955年4月27日に、バド・パウエルはアルバム『ザ・ロンリー・ワン』の冒頭3曲、
《コンファメーション》、
《スター・アイズ》、
《ララバイ・イン・リズム》を録音しました。


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バド・パウエル中期独特の重たいタッチとダークな感触が封じ込められたこのアルバム。
パウエルのダークな側面が色濃く出ています。


一般にバド・パウエルは、前期と後期とそのピアノスタイル、表現が大別されていますが、私は「中期」という項目も設けて良いのではないかと思います。

ヨーロッパに渡ってからを後期、ヨーロッパに渡る前のアメリカ在住で、絶頂期ならではの閃きや瞬発力に陰りが差した、具体的にはブルーノートの3枚目以降やヴァーヴに多くの録音を残している時代です。

この時期ならではの重さや音の佇まいがあるんですよね。

地味な上に「華」がまったくといっていいほどの内容ですが、光濃ければ闇も深い、これもまた天才の一側面なのです。

『ザ・ロンリー・ワン』でそれを味わってみてください。




レビューは⇒こちらです。

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