渋谷「ブラックホーク」の99枚


ブラックホークといえば、我々ジャズファンは、サンフランシスコのジャズクラブスを思い浮かべてしまうかもしれません。

セロニアス・モンクの聴きやすいライブ盤に『ブラックホーク』がありますからね。






しかし、サンフランシスコだけではなく、日本にも「ブラックホーク」という店はあったんですね。
渋谷の百軒店に。
知る人ぞ知る、伝説のお店。


先日、ジャズ喫茶「いーぐる」にて、「アナログで聴くブラックホークの99選」というイベントが催されました。

かつて渋谷にあった伝説のロック喫茶『ブラックホーク』の関係者が選んだ、ちょっとクセのあるロック名盤を当時のアナログ盤で聴く会です。


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非常に興味があったのですが、どうしても外せない用事があり、残念ながら私は参加することが出来ませんでした。

このイベントにかかったナンバーは、マスターの後藤さんがブログにアップしているので、興味のある方はのぞいてみると良いでしょう。

いーぐる後藤の新ジャズ日記


また、かつて「ブラックホーク」に通われていた方、
70年代カルチャーに興味がある方は、
音楽出版社より「ブラックホーク」のムックが発売されているので、そちらをご覧になると良いでしょう。


かつて、渋谷の百軒店にあった伝説のロック喫茶「ブラックホーク」。
その足どりをまとめた画期的な1冊です。


渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説 (CDジャーナルムック) [ムック] / 音楽出版社 (刊)
渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説 (CDジャーナルムック) / 音楽出版社(刊)

アマゾンで購入⇒渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説

「ブラック・ホークの選んだ99枚のレコード」も新装復刻!


「世間的な分類では、ブラック・ホークはロック喫茶である。ところがその空気は、ロック喫茶らしさからは外れていて、プレイされる音楽が、席を埋める客たちの体に染み込んでいく光景は、いつも静謐といってよかった。そしてその音楽を他所で、たとえばラジオから聴く、ということはまずないのだった。
なぜかというと、ブラック・ホークの音楽は、世間の流行に同調することがなかったからだ。ロック=音量主義の七〇年代初頭には、個人レベルのコミュニケイションを重視してアコウスティック路線をとった。西海岸の音楽が一般化するころには、ゴスペル色の濃い南部のロックに力を入れ、シンガー&ソングライターにブームが兆せばイギリスの古謡をうたう人達に光をあてた。ヘソまがりではなく、わずか五〇人で満席のスペースは、つねに専門店的な使命を帯びるべき、という考えからだった。そこでは何年後かに、"幻の名盤"となるレコードが、幻ではなくリアル・タイムで流れつづけた。」
(松平維秋『渋谷道玄坂百軒店界隈』1985年より)

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