それほど愛着のあるアルバムというわけではないにもかかわらず、“この1曲”があるために、時々棚から取り出して聴いてしまうというアルバム、ありませんか?
私にとっては、ロン・カーターの『パレード』がそうです。
![Parade [CD, Import, From US] / Ron Carter (CD - 2000) Parade [CD, Import, From US] / Ron Carter (CD - 2000)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61-qj7Hx3PL._SL160_.jpg)
Parade [CD, Import, From US] / Ron Carter (CD -...
《ジプシー》という曲の、ロンの4ビートの刻みが凄い。耳が引き込まれてしまう。
ロンは、ベースソロなどとらなくていい、独特なバッキングのセンスを持っているのだから、ヘンにメロディなんて奏でようとしなくとも、ひたすらベース本来のバッキングの役割に徹すれば、これほどまでに印象的な演奏を残せるのに、と聴くたびにいつも思ってしまうのです。
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