Paul Desmond『Take Ten』評



本日2011年6月12日より、ちょうど48年前の1963年6月12日に、アルトサックス奏者、ポール・デスモンドは、アルバム『テイク・テン』に収録されている《アローン・トゥゲザー》を録音しました。

テイク・テン [Limited Edition, Original recording remastered] / ポール・デスモンド (演奏) (CD - 2005)
テイク・テン

ふわりとした軽やかさの中に漂う一抹の寂寥感。

これがまた、デスモンドならではの味わいなのです。

《テイク・ファイヴ》のバリエーション曲ともいうべき変拍子のタイトル曲も良いですが、それ以外のナンバーにも目を向ければ、このアルバムの愉しみも倍増することでしょう。


この記事へのコメント

  • 針亜連

    雲さん、こんにちは。
    ついに出ましたね、デスモンド!
    このアルバム、やはりタイトルトラックのTAKE TENにどうしても気が向いてしまいますが、4曲目の「埠頭」なども哀愁があっていいですね。
    デスモンドの魅力は、ちょっと聴いただけですぐ彼と分かる独特の音色。どことなく儚げで、日本的なわびさびすら感じさせます。
    それと、余計な音を出さないこと。「最も音を出さないサックスプレイヤー」と呼ばれたこともあるらしいですね。
    でも、そぎ落とされた中に表現をぎゅっと閉じ込めるところなど、俳句に通じるようで、
    こういうところもとても日本的ですね。
    私の大好きなプレイヤーの一人です。
    2011年06月12日 17:19
  • 針亜連さん

    こんにちは。
    ワビサビ、もっとも音を吹かない奏者、わかるような気がします。

    シンプルながらも、たくさんの行間があるような彼のサックスの語り口は、けっこう日本人好みなところもあるんじゃないかとも思うのですが、日本では、ブルーベックとセットの印象が強いのか、あまり通な人以外はデスモンドについて語っていないような気がします。(ちなみにピアノ・ガンガンなブルーベックはアメリカでは、とても人気だったそうです。日本ではおそらくブルーベックよりもソニー・クラークのほうが人気でしょうね)。
    2011年06月13日 08:47

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