Miles Davis『In Europe』評


本日2011年7月27日より、ちょうど48年前の1963年7月27日にマイルス・デイヴィス・クインテットがフランスでおこなったライブの模様が『マイルス・イン・ヨーロッパ』に収録されています。

マイルス・イン・ヨーロッパ
マイルス・イン・ヨーロッパ


まだウェイン・ショーターが加入する前。

テナーサックスはジョージ・コールマンで、彼のプレイはウェインに比べると、保守的かもしれませんが、しかしなかなか良い演奏をしていると思います。

当時のクインテット、リズムセクションが、ハービー、トニーとまだ若手だったのですね。ロン・カーターはもう少し年長ですが、コールマンほどではない。

この『イン・ヨーロッパ』の時期は、まだ彼らリズムセクションは、先輩コールマンを引き立てるようなバッキングではありますが、ライブを重ねていくうちに次第に立場が逆転してくる。

若いリズムセクションたちが奏でる新しく勢いのあるバッキングに、だんだんコールマンのほうが押され→退団。

サム・リヴァースら何人かのテナー奏者を経て、最終的にウェイン・ショーターに落ち着くという流れになります。

この『イン・ヨーロッパ』は、まだジョージ・コールマンの演奏が引き立つ内容になっており、その点においては『フォア・アンド・モア』ほどのスリリングな要素はたしかに少ないかもしれませんが、たまに落ち着いて聴きたいときなどは、こちらも悪くないと思うのですね。


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