上原ひろみとエロール・ガーナー

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タイムコントロール/上原ひろみ


先日、4/19に放送された「笑っていいとも!」の録画、ようやく観ることが出来ました。

テレフォンショッキングのゲストは、清水ミチコさんからの紹介の上原ひろみさん。

ちょうどアルバムの『ヴォイス』がグラミー賞受賞直後ということもあり、話題性も十分。

ヴォイス [CD+DVD, Limited Edition] / 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト フィーチャリング・ アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス (CD - 2011)
ヴォイス [CD+DVD, Limited Edition] / 上原ひろみ


ステージにセッティングされたグランドピアノで《アイ・ガット・リズム》をソロ演奏。
いつものアタック鋭く、粒立ちの正確な音価でノリノリピアノを披露。会場を魅了しまくっていました。


▼番組の動画みつけました。


……うう、削除されておる。残念!(追記)


司会のタモリ氏との対談で興味深かったのが、飛行機のはなし。

彼女は世界中を飛び回ってライブ活動をしているのですが(昨年は167公演)、当然、飛行機に乗る回数も多く、もしかしたら航空会社のフライトアテンダント以上に飛行機に乗っているかもしれないとのこと。

マネージャーがついていて、チケットを手配してくれているのかなと思いきや、全部自分一人でチケットを手配し、一人で移動しているのだとか。

ここの空港だったら乗り換えの移動距離があるから早目に到着しなければいけないとか、ここの航空会社で行くと何番ゲートに到着するな、と予想出来るなど、実践で培ったノウハウを活かして、チケット手配、移動を繰り返しているとのことです。

格安航空券に関しては「プロですね」。

上原ひろみ級のアーティストでも、自分でチケット手配し、一人で移動しているのかと、ちょっと意外でした。

たしか、山下洋輔のエッセイだったと思うのですが、「ジャズマンは旅が好きでなければならない、あのマイルス・デイヴィスだって、ソニー・ロリンズだって、移動、移動の連続なのだから」みたいなことが書かれた本を読んだ記憶があるのですが、彼女の話を聞いていると「なるほどな」と思えます。
(ただし、ひろみさんは飛行機は大の苦手なようですが)


もうひとつ。
彼女のプロフィール紹介に絡めての会話の中に、エロール・ガーナーの話がチラリと出てきましたよ。

タモリ「ジャズ、最初聴いたの誰なの?」
ひろみ「エロール・ガーナーと……」
タモリ「お、エロール・ガーナー聴いたの?」
ひろみ「はい、オスカー・ピーターソンと……」
タモリ「《ミスティ》聴いたの?」
ひろみ「ミスティ大好き。『コンサート・バイ・ザ・シー』とか」
タモリ「おお有名な名盤だ! おっ、すいませんマイナーで」(会場笑い声)

上原ひろみのルーツが、ピーターソンとガーナー、しかも『コンサート・バイ・ザ・シー』だということが、妙に納得です。

コンサート・バイ・ザ・シー / エロール・ガーナー, エディ・キャルホーン, デンジル・ベスト (演奏) (CD - 1992)
コンサート・バイ・ザ・シー / エロール・ガーナー


表現内容は違いますが、漂うハッピーフィーリングとスケールの大きさ、聴衆を魅了し、いっきに世界に惹きつけてしまう「音楽的腕力」は、ガーナーの持つエモーショナルな表現に共通するものがあるのではないかと感じました。


私も、エロール・ガーナーの『コンサート・バイ・ザ・シー』は大好き。

一時期夢中になって聴いていたものです。

新潟のジャズ喫茶『スワン』にはじめて訪問したときは、他にお客がいなかったことをいいことに、A面B面の両方をかけてもらったこともあります。

ジャズをまったく知らない人にいきなり聴かせても、ガーナーのピアノに魅了されること間違いありません。

久々にガーナーを聴きたくなってしまった『笑っていいとも!』でした。


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