Oscar Peterson『West Side Story』評



オスカー・ピーターソンの『ウェスト・サイド・ストーリー』!


ウェスト・サイド・ストーリー [Limited Edition, SHM-CD] / オスカー・ピーターソン, レイ・ブラウン, エド・シグペン (演奏) (CD - 2008)
ウェスト・サイド・ストーリー [Limited Edition, SHM-CD] / オスカー...


個人的には、長らく「地味ぃ~なアルバム」として、それほど好んで聴いていたわけではなかったのですが、この一ヶ月間、iPodで毎日何の気はなしに聴き続けていたら、少しずつ良さが染みてくるようになりました。

他のピーターソンのアルバムでは、グイグイとドライブする華やかなピーターソンのピアノを追いかけていれば、それなりに楽しいのですが、このアルバムのピーターソンのピアノは、少々華やかさには欠けるかもしれません。(少々ですが)

しかし、リズムセクション、とくにエド・シグペンのじつに、じつに気配りの行き届いたドラミング(伴奏者に徹しながらも、絶妙な箇所で地味に自己主張して盛り上げてるんですわ)の面白さに気づいた瞬間から、全体の視野(聴覚?)がドワワ~ッ!と広がってゆく感覚に気づき、このアルバムが持つアンサンブルの一体感ときめ細やかさに開眼しましたです。

これに気づいて以来、このアルバムを鑑賞することがとても楽しくなりました。

ピーターソンの定番なので、お持ちの方も多いと思うのですが、このアルバムを所有され、かつ棚の隅で埃がかぶっているぞ~という方は、今一度引っ張り出して、リズムセクション中心にいまいちど聴いてみてください。
聴き飽きているはずの、このアルバムの新たな魅力を発見出来るかもしれませんよ。

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