放送第96回『茜先生のピアノ教室』(4)



松本茜さんの『プレイング・ニューヨーク』に収録されている中でも、私がイチオシのナンバー《マイ・ディア》について、もう少し。

先日、四谷の荒木町にある「ゆうむ」で「高野 雲のジャズ聴き会」を行った際にも《マイ・ディア》をかけたんですね。

そうしたら、お客さんからの反応も上々でした。

昼下がりにiPodでこの曲を聴きながら街を歩くと、すごく気分がいいんですよ、まさに昼ジャズですね

みたいなことを私が言うと、
お客様の一人が、

まさにこれは「丸の内ジャズ」ですね。昼の丸の内界隈を歩いているような気分になる

とのこと。

そう、これは、やはり夜よりも昼に似合うジャズなんだと思います。

ウインド・ショッピングでもいいし、ビジネスマンがちょっとした気分転換で街中のコーヒーショップにはいって一息つく感じ。

そんな気分にしっくりくる演奏なのです。

「ゆうむ」のママも素晴らしいと唸ってました。

この店、少し前まではピアノバーで、長らく日本のジャズマンやジャズ関係者が出入りしていた店だったそうなのですが、その関係もあって、ママは店で演奏するたくさんの女性ジャズピアニストは生で見てきたそうなのです。

しかし、「みなさんテクニックはあるのだけれども訴えかけてくるものを持っている人は本当に少なかった。この若い女の子のピアノは、訴えかけるものがある。なにより今の曲は(《マイ・ディア》は)少ない音数で、じっくりと聴かせてしまう素晴らしい演奏。こんなに少ない音数で、説得力を持つ女性ピアニストが現れたなんて、日本も随分と変わった」
とのこと。

激褒めです。

茜さんが私の番組にゲスト出演するのは、今回で4回目なのですが(呼び過ぎ?←イイんです、好きなんだから・笑)、最初に出演された時は、フィニアスのようなピアノの超絶テクニックに憧れている旨を話していました。

▼初出演時
茜横茜指2

今でもフィニアスへの憧れはあるのだと思いますが、確実にフィニアスとは異なったテイスト、風格を身につけてきていることは、『プレイング・ニューヨーク』の《マイ・ディア》を聴けば明らかなのです。

今後はどのようなピアニストに成長してゆくのか、早くも次回作が楽しみです。

▼《マイ・ディア》を聴け!
プレイング・ニューヨーク

プレイング・ニューヨーク

  • アーティスト: 松本茜,ナット・リーヴス,ジョー・ファンズワース
  • 出版社/メーカー: T&Kエンタテインメント
  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: CD


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