放送第93回『夏ジャズ・5分縛り』


夏!
ということで……。


summer.jpg


今回の特集は「夏ジャズ5分縛り」。
番組でかけた曲を紹介します。


1曲目は、ロニー・リストンスミスの『エクスパンションズ』より《サマーデイズ》。
エクスパンションズ

エクスパンションズ

  • アーティスト: ロニー・リストン・スミス
  • 出版社/メーカー: BMGインターナショナル
  • 発売日: 2000/03/23
  • メディア: CD


80年代フュージョンのおバカな感じのがグーのナンバーで、ドライブソンングにも良いのでは?

ベーシストは、セシル・マクビーで、ウッドベースを弾いていますが、あんまりベースの音が聞こえません(涙)。

こういう演奏には音ヌケのよいエレベのほうが良いのでは?

ま、爽やかなことには違いなく、
気軽に聞けるお夏なミュージックだと思います。


4曲目のナンバーは冷んやりナンバー。

涼しいピアノトリオを選曲してみました。

サイモン・ナバトフの『スリー・ストーリーズ・ワン・エンド』より《セント・トーマス》。
Three Stories, One End

Three Stories, One End

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Act
  • 発売日: 2007/05/07
  • メディア: CD


夏! 陽気! な、原曲のイメージを払拭する演奏で、
ギミックを多用したテーマのアレンジも面白い内容。

曲のもつおおらかな雰囲気を残しつつも、
決して温度は高くない、現代風の《セント・トーマス》です。

「夏ジャズ5分縛り」。
番組2曲目の曲です。

夏だからって、べつに涼しい音楽をかけなアカンというルールはありません(笑)。

暑いからこそ暑いジャズ。
湯気がモワモワと立ち上るような、クラクラした音源を聴くのも夏らしくてイイじゃないですか。

ということで、マイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』より《ジョン・マクラフリン》。
ビッチェズ・ブリュー

ビッチェズ・ブリュー

  • アーティスト: マイルス・デイビス,ウェイン・ショーター,ビニー・モーピン,ジョー・ザビヌル,チック・コリア,ジョン・マクラフリン,デイヴ・ホランド,ハーヴィー・ブルックス,レニー・ホワイト,ジャック・ディジョネット
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD


湯気がモワモワと立ってくる感じ。

気温35度の猛暑の真昼に、冷房のない扇風機しかなさそうなラーメン屋で味噌ラーメンをかっこむ感じ(横浜在住の方はサンマーメンをかっこむ感じ)。

こんな感覚こそ、正しく夏で、
したたる汗ポタも正しく夏なのでありまする。

このモワ~っとして
クラ~っとくる感覚、
分かりますよね。

これはこれで、
一つの「夏ジャズ」なのであります。



3曲目はシダー・ウォルトン『ブレイク・スルー』より《サビア》。

うーん、このアルバムに関しては、
画像が探せないので、タイトルのみで勘弁!

ハンク・モブレイ・カルテットといいつつも、この曲のサックスの音色はテナーじゃないっすね。
どう聴いてもバリトン。しかも、モブレイはそんな下品なフレーズ吹かんぞ、な内容のブヒブヒテナーです。

しかし、暑苦しいバリトンの後に登場するシダー・ウォルトンのエレピは、なかなか冷涼。良い気分であります。



4曲目のナンバーは冷んやりナンバー。

涼しいピアノトリオを選曲してみました。

サイモン・ナバトフの『スリー・ストーリーズ・ワン・エンド』より《セント・トーマス》。
Three Stories, One End

Three Stories, One End

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Act
  • 発売日: 2007/05/07
  • メディア: CD


夏! 陽気! な、原曲のイメージを払拭する演奏で、
ギミックを多用したテーマのアレンジも面白い内容。

曲のもつおおらかな雰囲気を残しつつも、
決して温度は高くない、現代風の《セント・トーマス》です。



5曲目です。

「夏といえばギターだろう」ということで、トッキーニョの《トリステーザ》。
Acoustic

Acoustic

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Kind of Blue
  • 発売日: 2006/07/18
  • メディア: CD


涼しくて聴きやすい演奏ですね。
ま、無難に夏を乗り切れそうな、無難な演奏ではありますが、次の選曲でぶっ飛びます。



夏→ギターという連想系選曲の続き。
次のギター入り演奏は、涼しくない、というよりはむしろ暑苦しいギターをセレクトしました(笑)。

ライトニン・ホプキンスの『モジョ・ハンド』より、《モジョ・ハンド》。
モージョ・ハンド(コンプリート・セッション)(初回限定盤)(紙ジャケット仕様)(Blu-spec盤)

モージョ・ハンド(コンプリート・セッション)(初回限定盤)(紙ジャケット仕様)(Blu-spec盤)

  • アーティスト: ライトニン・ホプキンス
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: CD


トッキーニョが「冷房・頭良さげ・上品」ならば、
ライトニンは「天井に回る換気扇・頭悪げ・下品」です(笑)。

真夏、アメリカの田舎の飲み屋やライブハウス(天井に大きな換気扇がグルグル回っていそうなところ)で、バドワイザーを飲みながら「イエイ!」と言いたい演奏です(笑)。

温度は高めですが、気分は夏なブルース!ってことで。



ライトニンの強烈な個性を吹き飛ばせるか!?

お次の曲は、ソニー・ロリンズの『テナー・マッドネス』より《ザ・モースト・ガール・イン・ザ・ワールド》。
テナー・マッドネス

テナー・マッドネス

  • アーティスト: ソニー・ロリンズ,ジョン・コルトレーン,レッド・ガーランド,ポール・チェンバース,フィリー・ジョー・ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2010/06/16
  • メディア: CD


いや~、カリプソやラテンナンバーやらなくても、ロリンズの演奏からはなんだか夏を感じますね、ってことが、なんとなく分かりました(笑)。
もちろん、冬に聴いてもいいのですが……。



次の選曲は、4ビートに戻ります。

夏はオーネットの曲が似合うと思う。だけど、オーネット本人の演奏よりも、たとえば、トランペッターのパオロ・フレズのトランペットの涼やかな音色が夏にはいいんじゃない?ということで、アルド・ロマーノの『トゥ・ビー・オーネット・トゥ・ビー』より《ザ・ブレッシング》。
トゥ・ビー・オーネット・トゥ・

トゥ・ビー・オーネット・トゥ・ビー

  • アーティスト: アルド・ロマーノ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1997/10/22
  • メディア: CD


聴きやすくて、あっさりしているようで、じつはよく聴くと、かなり凄いこともなされている演奏の典型ですね。

聴けば聴くほど癖になる演奏です。
もちろん、私の愛聴盤でもあります、『トゥ・ビー・オーネット・トゥ・ビー』は。


『夏ジャズ・5分縛り』のラストは、チャーリー・ヘイデンの『ノクターン』より《ノーチェ・デ・ロンダ》です。
ノクターン

ノクターン

  • アーティスト: チャーリー・ヘイデン,ゴンサロ・ルバルカバ,ダヴィッド・サンチェス,ジョー・ロヴァーノ,イグナシオ・ベロア,フェデリコ・ブリト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2001/04/21
  • メディア: CD


う~ん、気分は「ブエナビスタ・ソーシャル・クラブ」です。

秋の気配もはらんだ夏ジャズで終了。
なかなか良い流れだったのではないでしょうか?

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック