先ほど、『スウィング・ジャーナル』誌から依頼されていた原稿を入稿し終えたところ。
もう皆さんご存知でしょうが、SJ誌休刊なんですよね。
![Swing JOURNAL (スイングジャーナル) 2010年 06月号 [雑誌] Swing JOURNAL (スイングジャーナル) 2010年 06月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Umm-O8P9L._SL160_.jpg)
Swing JOURNAL (スイングジャーナル) 2010年 06月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: スイングジャーナル社
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 雑誌
![Swing JOURNAL (スイングジャーナル) 2010年 05月号 [雑誌] Swing JOURNAL (スイングジャーナル) 2010年 05月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51L1vEV1YZL._SL160_.jpg)
Swing JOURNAL (スイングジャーナル) 2010年 05月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: スイングジャーナル社
- 発売日: 2010/04/20
- メディア: 雑誌
おそらく、私の原稿は最後の号の掲載になると思います。
世間では『スイング・ジャーナル』の休刊に関しては色々と言われていますが、私にとっては、こんな言い方失礼かもしれませんが「腐ってもSJ誌」でして(笑)、やっぱり、この雑誌の休刊の報せを受けた瞬間から、心の中にぽかんと大きな空洞が出来てしまったような気がして、なかなかその思いを表明出来ずにいました。
一昨年あたりから、たまに仕事の依頼もあった雑誌なだけに、その思いはなおさらでして、安易に時代の流れだの、世の中のジャズ離れだの、経営がどーたらとか商売のシステムがうんたらとか、編集者にジャズ愛がないとか、ジャズジャーナリズムがうんちゃらといった、巷で言われているような、対岸の火事を無責任に俄かヒョーロンしているかのような言説にはむしろ腹が立っているくらいなもんです(その手のハナシ聞いたり読んだりするたびに、こーいうこと言ってる人って、結局、嫌い嫌いも好きのうちで、惚れた男が去ってゆく際にイヤミや泣きごとをグダグダ並べる演歌チックな女みたいでなんかイヤ~な感情がべったりと覆いかぶさってくるんだよね。アナタはヒドい男だけど、会って抱かれるとすべて忘れる、だけどあなたはもう私のこと抱いてくれない、構ってくれない~、私を捨てて去ってゆく~♪ みたいでさ。しかも、そーいうこと言ってるのは女じゃなくて男でしょ。化粧の厚いオカマがむすがっているようで、なおのこと気色悪い・笑)
なので、関係者のコメントがあんまりないな~なんてノーテンキなコメントも見たけど、そんなんあたりまえじゃんと思うのね。やっぱり仕事としてかかわり持っちゃうと、そりゃ色々と抱える思いも複雑ですよ。言いたいことは山ほどあるけど山ほどあり過ぎて言いたくなくなっちゃうってなもんですよ。ふつー。
というのが、今のところ私の思いとしてまとまらない思い。
なんだかんだで、心のどこかにある何本かのジャズ柱のうちの柱が一本無くなるような気分なので、やっぱりポカンと大きな空洞が出来ちゃったような感じなのかな。
あ、私が書いたのは、先日のロン・カーターのライブレポートです。
原稿用紙2枚分の短いテキスト。
これが載るのが最後の号というのが、なんだかとっても複雑な思いです。

少なくとも嬉しい気はしないし、かといって悲しいと書くと嘘になる。いろいろな思い溢れてよー分かりませんです(笑)。
この記事へのコメント
八神かかし
わたしも複雑な心境です。だって、SJは、見かければ必ず手に取って目を通すけど、決して買いませんから。わたしのような不埒なジャズファンがいたから休刊なのかも、…。