『マイルス・イン・トーキョー』の《ウォーキン》



マイルス・デイヴィスの第二期黄金のクインテットの中では、いちばん聴く頻度が低いといのが、サム・リヴァースがテナーサックスの『マイルス・イン・トーキョー』だったんだけれども、今、久々に聴いているんだけども、なかなかいいですね。
Miles in Tokyo

Miles in Tokyo

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special MKTS.
  • 発売日: 2008/04/29
  • メディア: CD

サム・リヴァースのテナーサックスが、やっぱりウェイン・ショーターのプレイと比べると、いまひとつコンボの中での「異物感」が強く、トータルなサウンドのバランスから考えると、多少浮いているような気がする、というのが「頭」で感じていた主な理由なんだけれども、見方(聴き方)を変えれば、この異物感ってやつがけっこう快感でもあるんですよ。

ある意味、マイルス・デイヴィスが雇ったテナー奏者の中では、もっとも「暴れん坊」なリヴァースではあるけれども、バンドサウンドを破壊する直前の寸止めギリギリの際どいプレイがタマラン!って感じで。

このスリルはなかなかのものです。

『マイルス・イン・トーキョー』の中では、《ウォーキン》が特に好きで、トニー・ウィリアムスのドラミングが前半はとにかく凄い!

尊敬する師匠格のサム・リヴァースを前に、これでもか、これでもかと煽る煽る(ちなみに、マイルスにリヴァースの参加を強く勧めたのもトニーだそうです)。

ハンコックのソロからはテンションが落ち、そのままエンディングを迎えてしまいますが、とにもかくにも前半からドラムソロにかけてまでの流れが、とにもかくにも素晴らしいですね。

このアルバムも「小川のマイルス」同様、持っているジャズマニアは多いとは思いますが、日常的に愛聴している方は少ないマイルスのアルバムなんじゃないかと思います。

そんな方は、レコード棚(CD棚?)から取り出して、たまに聴いて興奮しまくって欲しいなと思います。

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