Quin Johnson『Quin Johnson Trio』評



クイン・ジョンソンの『クイン・ジョンソン・トリオ』!


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お父さんがアメリカ陸軍勤務。
よって、生まれはドイツはニュールンベルグ。

お父さんの勤務地が日本だった時もあり、
青森県の三沢にも住んでいたことがあるというピアニスト、クイン・ジョンソン。

彼が昨年、日本のレコード会社のプロデュースにより吹きこんだピアノトリオのアルバムが、『クイン・ジョンソン・トリオ』です。

「また脚のジャケットかよ、イイカゲンにしてくれよ」
   
正直、最初はそう思いました。

しかし、中身は結構良いのです。

少なくとも、演奏の悪さをビジュアルで補足しようという意図のジャケットではありません。
   
だからこそ、別な意味で、

「また脚のジャケットかよ、イイカゲンにしてくれよ」

という気持ちが芽生えました。

演奏は悪くないのに、かえって、中身の演奏がジャケ写によって品位を落としているのではないか?

安っぽく感じさせてしまうのではないか?
と感じるのです。

マンハッタン・ジャズ・クインテットの最近の新作も「脚ジャケ」ですが、どうも制作側の「オンナの脚さえ出しておけば、ジャズエロ中年が買ってゆくだろ」的な発想を感じてしまうのです。

もし本当にそうだとしたら、
ジャズファンも随分とナメられたものだと思わざるをえません。

「いや、違うんだ! ソニー・クラークだって、マーティ・ペイチだって、パット・モランだって、脚ジャケじゃないか。だから、そのトーンを踏襲したのだ。」

仮にそういう意図だとしても、
あの~、滅茶苦茶失礼なこと言いますが、
ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』とは写真の品格が全然違うんじゃないでしょうか?(笑)


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女性のキレイな脚に罪はありません。

しかし、カメラマンや目線やアングルやトリミングや使い方が違うだけで、ニューヨークの都会的な雰囲気になったり、田舎のストリップ劇場になったりもするんです。

やたら女性の足さえ出せばイイってもんでもないだろ、
えって、アルバムの品位をいたずらに陥しめる結果になっているのではないか?

そんな、いらぬ心配をするボクなのでした。

このアルバムの“内容”と、“ピアニスト、クイン・ジョンソン”のためにフォローしておきますが、音の内容は、ジャケット以上の充実演奏なことはたしかです。


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