纐纈雅代さんのアルトサックスもいいぞ~


本日発売の矢野沙織の新譜のことばっかり書いているような気がしますが(笑)、
女性アルトサックス奏者といえば、
纐纈雅代さんも忘れてはいけません。

IMG_4168.JPG

彼女もチャーリー・パーカーに心酔する生粋のビ・バッパー。

以前、番組にゲスト出演していただいた際、私のベースとお手合わせいただいたのですが、ほんと、心底パーカーのことが好きなんだな~と演奏からは感じられました。

なにしろ、フレーズのみならず、
タンギングや、音を呑むタイミングまで、
かなりパーカーのことを研究していることが分かる吹奏でした。

のみならず、
一瞬のタメから、一気に16分音符でスラスラスラ~ッ!と駆け昇ってゆくような、加速装置が加わる一瞬のギアチェンジの快感までもが、パーカー的。

ものすごく、パーカーの特徴のみならず、
「パーカー的快感」までをも捉え、
うまく自分の演奏の中に落とし込んでいると感じた次第です。

現在、ウマさんことベーシストの鈴木勲氏のところで活動している纐纈さん。

鈴木氏のバンドでの演奏は、
「何か新しいことをやれ」というリーダーの指示のもと、パーカーの影響圏から脱しようとフリーに近いアプローチを重ねています。

ソリチュード フィーチャリング纐纈雅代

ソリチュード フィーチャリング纐纈雅代

  • アーティスト: 鈴木勲,纐纈雅代,塩本彰,小松伸之,中村恵介
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2008/09/10
  • メディア: CD

ですので、鈴木勲リーダーの『ソリチュード フィーチャリング纐纈雅代』からは、パーカー的ニュアンスを漂わせたプレイを聴くことはできません。

どちらかというと阿部薫的な獰猛さをたたえたオーネット・コールマン的アプローチといえばいいのかな?

「ソロを吹き終わった後、失神してしまいました~♪」
というエピソードがあるほど、かなり過激な音です。

ビ・バップという学習・習得が困難な複雑かつ難解な音楽ロジックを習得、それを下敷きに、厳しい先輩の下で、自己のスタイルを発展させてゆこうとする纐纈さん。

彼女のアルトサックスの今後の成長が非常に楽しみな私です。

で、2月の放送は、再び纐纈さんにゲスト出演していただく予定であります。

テーマは「ジャッキー・マクリーン」。

お楽しみに!

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック