Phineas Newborn Jr.『World Of Piano』評


フィニアス・ニューボーン・ジュニアの『ワールド・オブ・ピアノ』評を加筆修正アップしました。

ここをクリックすると記事が見れます

ワールド・オブ・ピアノ

ワールド・オブ・ピアノ

  • アーティスト: フィニアス・ニューボーンJr.,ポール・チェンバース,サム・ジョーンズ,フィリー・ジョー・ジョーンズ,ルイ・ヘイズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/10/17
  • メディア: CD

フィニアスは、先日、NY録音の新譜を出した松本茜さんが尊敬する(恋してる?)ピアニストです。

フィニアスに恋して~10代で最初で最後のレコーディング~

フィニアスに恋して~10代で最初で最後のレコーディング~

  • アーティスト: 松本茜,山下弘治,正清泉
  • 出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)
  • 発売日: 2008/05/28
  • メディア: CD

このアルバムは、最初はめくるめくハイスピードなピアノに圧倒されるのですが、聴けば聴くほど様々な角度で楽しめるようになってきます。

たとえば、ホレス・シルヴァー作曲の《ジューシー・ルーシー》なんか、とても素敵な演奏です。

そういえば、茜さんもこの曲は、新譜の『プレイング・ニューヨーク』でプレイしています。
フィニアスバージョンよりもテンポを落とし、弾力のある余裕の演奏です。

フィニアスの影響圏から早くも抜けだしている手ごたえを感じますね。

プレイング・ニューヨーク

プレイング・ニューヨーク

  • アーティスト: 松本茜,ナット・リーヴス,ジョー・ファンズワース
  • 出版社/メーカー: タカギクラヴィア
  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: CD

茜さんは、ライブのオープニングナンバーとして、バド・パウエル作曲の《シリア》を、フィニアスバージョンでよく演奏していますが、この《シリア》も『プレイング・ニューヨーク』には収録されています。

そういえば、この《シリア》、フィニアスにとっても愛想曲のようで、

The Great Jazz Piano of Phineas Newborn Jr.

The Great Jazz Piano of Phineas Newborn Jr.

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Contemporary/OJC
  • 発売日: 1991/07/01
  • メディア: CD

ヒア・イズ・フィニアス(完全生産限定盤)

ヒア・イズ・フィニアス(完全生産限定盤)

  • アーティスト: フィニアス・ニューボーン・Jr.,オスカー・ペティフォード,ケニー・クラーク,カルヴィン・ニューボーン
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/09
  • メディア: CD

でも演奏しています。

前者のバージョンが、おそらくは茜さんがお手本にしているバージョン。

後者のバージョンはというと、……かなりヤバい(笑)。
気違いじみたテンポ設定で、超音速で疾走しまくるピアノを聴くと、こちらも呼吸が荒くなる。

おいおい、ミディアム・バウンスでこそ生きる《シリア》を、なんでそこまで速くする!と仰け反らずにはいられないほどの、超ハイテンポ。

やっぱり、フィニアスのピアノは同じテクニシャンでも、オスカー・ピーターソンのような親しみやすいピアノとはワケが違う(汗)。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック