纐纈雅代さんに、矢野沙織さんの新譜をブラインド(笑)



昨日、「快楽ジャズ通信」の収録にいらしていただいた纐纈雅代さんに、
同じ女性アルトサックス奏者としての意見を聞いてみようと、矢野沙織さんの新譜を聴いてもらいました(笑)。

BEBOP AT THE SAVOY

BEBOP AT THE SAVOY

  • アーティスト: 矢野沙織,ジム・ロトンディ,Hideo Ichikiawa,ランディ・ジョンストン,Tomio Inoue,パット・ビアンキ,Hideo Yamaki,Fukushi Tainaka,Satoshi Onoue,Yoshiaki Sato,Whacho
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: CD

しかも、イジワルして、
いや、悪意があってのイジワルではないのですが、
先入観をもって聴いて欲しくなかったので、
矢野さんの名前は教えず、
CDも見えないようにしてプレイ(笑)。

いわゆる「ブラインド・フォールド・テスト」、略して「ブラインド」というジャズマニアがよくやる遊びです。

矢野さんの名前は伏せて、新譜の『ビ・バップ・アット・ザ・サヴォイ』より《ブルース・ウォーク》を再生!

テーマの部分では、纐纈さん「え? 誰だろ? うーん」と悩んでましたが、アドリブに突入した瞬間、

「わかった! 矢野さん、でしょ?」

とご名答。

矢野さんのアルトサックスのプレイには独特の癖があるので、アドリブの演奏を聴いたらすぐに分かったそうです。

さすが、纐纈さん。

矢野沙織さん独特の癖とは、フレーズ中によく登場する、しゃくり上げるような「泣き」のフレーズなのだとか。

グロール(唸るような吹奏)をかけた音色で、
ビヤ~ッ!
と出す一音。

演歌でいうとコブシに近い要素なのかもしれませんが、けっこうインパクトがあるんですよね。

デヴィッド・サンボーンやケニー・ギャレットも
「ここぞ!」というところで放つフレーズで、
効果的に用いると、聴いているほうはかなり燃えてきます。

ただ、頻繁に多用しすぎると、ちょとクドく感じてしまうこともありますが……。

私が好きな「アルトサックス・泣きのコブシ」は、
ケニー・ギャレットがマイルスバンドに在籍したときの演奏ですね。

DVDの『マイルス・イン・パリ』で確認することができます。
マイルス・イン・パリ [DVD]

マイルス・イン・パリ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • メディア: DVD

《ヒューマン・ネイチャー》(マイケル・ジャクソンの曲ですね)の演奏後半で、ガムを噛みながら怖い顔をしたマイルスに向き合うポジションで、これでもか、これでもかと繰り出す「ビャ~!」が好きです(笑)。

マイルスは怖い顔をしながら直立不動。
もっと盛り上げろ、もっと盛り上げろという指令を目で送っているところがオッカナイ(笑)。

親分のプレッシャーに負けじと、
「これでどうだ!?」
と 執拗に♪ビャ~! と繰り出すギャレットがいじらしい(笑)。

さきほど、「頻繁に多用しすぎると、ちょとクドく感じてしまうこともありますが……。」と書きましたが、
これぐらいしつこく繰り出されまくると、逆に快感!(笑)

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