ミンガス・ジャズワークショップの映像

boke.jpg

ジャッキー・バイアード。

器用なピアノだ。ストライドから、モダンな雰囲気までなんでもこなす、さながらジャズの歴史百科事典のようなピアニスト。




エリック・ドルフィー。

なんといっても、彼でしょう。この素っ頓狂ですらある跳躍の激しくアグレッシヴなアドリブは、よーく聴くと、本当によく「歌って」いる。特に、《A列車で以降》においての無伴奏のソロに注目。ほんとうに、このアドリブのラインは、彼の体内に流れている血液なんだなということがよーく分かります。


ジョニー・コールズ。

妖しい! ビジュアルもそうとう怪しい。
まるで余命いくばくもない白血病患者みたい(失礼!)。しかし! この線がほそくて、消え入りそうなくせに、メロディアスなラッパは、ものすごく病的な妖気を漂わせてます。
ほんと、消え入りそうにはかない音色なんだけれども、こちらの脳髄にジンワリと侵食してくる魔力を持っているんですね。


クリフォード・ジョーダン。

うーん、いい味出しているテナーサックス奏者だ。ほかの面子と比べると、アクが少ないかもしれないけれども。



ダニー・リッチモンド。

ミンガスによくついてきています。
オヤビンのベースに吸い付くように、一瞬たりともオヤビンのベースの動きを見逃すまいという気迫と執念はそうとうなもの。
盛り上げるところは盛大に、盛り下げるところもそれなりに、彼なりの技術に裏打ちされたストーリー展開と構築をしています。

と、こんなに個性溢れる、いや個性強すぎてアクの漂う連中ばかりを束ね上げ、しかもこれだけの人数なのに、まるで人数以上に錯覚するほど壮大な響きを作り上げてしまったミンガスの手腕とリーダーシップはさすが!


この親分肌っぷりは、是非とも映像でごらんになってください。





この記事へのコメント


この記事へのトラックバック