放送第41回『ボサノヴァ 女性ヴォーカル』(3)


今回の特集のアタマでかけたナンバーは、
ナラ・レオンの《小舟》です。

私の場合、《イパネマの娘》ではなく、この素朴な曲を聴いて「ボサノヴァっていいなぁ~」と初めて思いました。

ナラ・レオンって、結構好きなんですよね。
個人的には、アストラッド・ジルベルトよりも好き(笑)。


ボサノヴァの女王(ミューズ)と呼ばれたナラ・レオンは、
アントニオ・カルロス・ジョビンらとともに、
ボサノヴァの黎明期から、
新しい運動(=New Wave=Bossa Nova)に取組み、新しい音楽の創出に参加していた一人です。

彼女のつぶやくような歌い方は、まさにその後のボサノヴァのヴォーカルの範となるもので、このベッタリしないけれども、突き放しすぎもしない適度な距離感が、とても涼やかなのです。


私は彼女のアルバム、何枚か持っているのですが、いちばん愛聴しているのが、日本製作の『イパネマの娘』かなぁ。

naraleao.jpg


日本製作というと、ジャズなんかでは、日本人リスナーに味付けしなおされた、本質剥離的な内容のものも多いというイメージが強いかもしれませんが、このアルバムは、選曲を見ると、一瞬「そのタグイのものか!?」と思うかもしれませんが、内容はまったくそんなことはありません。

ボサノヴァの入門にはピッタリのアルバムだと思います。

しかし、残念なことに、このアルバム、現在廃盤なんですよね。

アマゾンを覗いてみると、現在、数枚の中古が出品されていますが、廃盤をいいことに値を吊り上げられたような価格ではなく、適正価格な値づけだと思いますので、気になる人はチェックしてみてください。
右斜め下


●収録曲
1. 小舟
2. イパネマの娘
3. ビリンバウ
4. デサフィナード
5. ウェイヴ
6. コルコヴァード
7. 三月の水
8. フェリシダージ
9. 黒いオルフェ(カーニヴァルの朝)
10. 想いあふれて
11. メディテーション
12. ワン・ノート・サンバ
13. おいしい水
14. あなたと私
15. ジェット機のサンバ
16. ウ・キ・セラ(心の奥に)

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