クリスチャン・マクブライドの新譜『カインド・オブ・ブラウン』

輸入盤のほうは、既に発売されている
クリスチャン・マクブライドの新譜『カインド・オブ・ブラウン』。



日本盤は近日発売予定のようですが、

▼アマゾンで予約できます。


これのライナー、私が書いてます(笑)。

CDのライナーノーツ執筆は、今回が初仕事だったので、かなり見本音源を聴きこんで、身も心もマクブライド漬けにしつつ、かなり時間をかけて書きました(笑)。

もちろん、1枚だけを繰り返し聴きこんでも「顕微鏡耳」になってしまうので、じゃこのめさんからお借りしたマクブライド参加音源も十数枚並行して聴きました。

もちろん、マクブライドはデビュー時から知っていたし、参加アルバムも何枚かは持っていたのですが、マクブライド参加の複数の音源を集中して聴いたのは初めての体験。
お陰で、短時間で、かなりマクブライド博士になれたのではないかと(笑)。

ジャコ・パストリアス研究家で有名なじゃこのめさんですが、じつは、ジャコ以外にもマクブライドとスタンリー・クラークの大ファンでもあるんですよ。

今回、マクブライドのライナーを書くにあたって、膨大な参加音源を貸していただいたことに感謝です。

さて、肝心な内容は……といえば、
かなり聴きやすくて、竹を割ったように明快、かつストレートアヘッドな4ビートジャズです。

そう、このアルバムでマクブライドはエレクトリック・ベースは弾いていません。
フル・アコースティックで臨んでいます。

その経緯に関しては、今月発売される『スイング・ジャーナル』に記事を書いてますので、そちらをご覧いただくとして(笑)、とにもかくにも、デビュー作以外のリーダー作では、エレベを並行して奏でていたマクブライドが、全曲ウッドベースというのは、かなり珍しいです。

参加メンバーは、
スティーヴ・ウィルソン(sax)
ウォーレン・ウルフ(vib)
エリック・リード(p)
クリスチャン・マクブライド(b)
カール・アレン(ds)

スティーヴ・ウィルソンの澄んだ青空のように透明感のあるアルトサックスに、最近注目のヴァイブラフォン奏者、ウォーレン・ウルフのヴィブラフォンが美しく溶け合います。
そこに粒立ちとパンチのあるマクブライドのベースが映えるという、綺麗な音色のバランス。

よって、これは深夜にブルーノート1500番台を聴くような気分ではなく、昼間に太陽が出ている間に聴いてもOK。
むしろ、気分はウェストコースト・ジャズを聴く感覚に近いかも。

充実した内容ながらも、かなりのスッキリ&さっぱりジャズなのです。

私はよくiPodで聴いていますが、マクブライドのアタックの強いブリッ!とした低音は、電車や街中で聴いてもかき消されません。

このような、明快で、勢いあふれるストレート・アヘッドなジャズは、もちろんオーディオマニアは低音の再生に凝るのも良いのかもしれないけれど、青空の下、iPodのような携帯オーディオで身体を動かしながら楽しむのも楽しいと思いますよ。

開放的な気分になり、気持ちがアクティブになってきます。

フレディ・ハバード作曲の《テーマ・フォー・カリーム》も演奏されているよ。

そういえば、ハバードとマクブライドの関係についても、今月発売の『スイング・ジャーナル』のマクブライド新譜記事にちょこっと書いておいたので、気になる人は目を通してみてね。

この記事へのコメント

  • じゃこのめ

    CDのライナー、SJ誌ともに楽しみです。
    お役に立てて嬉しいです。^^
    2009年08月15日 23:10
  • じゃこのめさんのおかげです!
    もちろんSJ誌のほうは、先方の要望・着地点に合わせた書き方をしています。なので、じゃこのめさんの好きなエレキ方面についての言及はあまりしてませんです……
    2009年08月19日 08:50

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C・マクブライド、久々の新譜です。
Excerpt: 自分が好きなアーティストって、自分と同年代か、それより上の世代が多くないでしょう
Weblog: じゃこのめ_BloG
Tracked: 2009-08-19 02:20