放送第27回 チェット・ベイカー特集(3)


番組でかけた『ホェン・サニー・ゲッツ・ブルー』の
《イズント・イット・ロマンティック?》。

これ、当初はかける予定ではなかったんですよね。

本当は晩年のチェットは、ラストレコーディングからかける予定でした。

▼コレですね


でも、ヨレッとしていて、
それでいて、なんだかポワ~と気持ち良さげな
晩年のチェットのスキャットをTOKUさんに聴かせたらどんな顔をするだろう? という悪戯心が芽生えてきて、セレクトを変更してかけてみたんです。(持ってきておいて良かった~)

▼コレですね


そしたら、TOKUさん、
「ちぇっ、気ん持ち良さそ~だなぁ~」
と言いながら聴き入ってました。

正確には「ちぇっ」といったかどうかは忘れましたが(笑)、
まさに、そんなニュアンス。

「気持ちよく歌ってやがらぁ~」って感じ。

気持ちよさげに(クスリ中?)、ほんと、自分だけのペースで歌っている。
歌の出来は良いとは決して言えないけれども、
なーんだか妙な味がある。

だからついつい耳を欹ててしまう。

そんな魅力がたしかに晩年のヨタヨタ状態なチェットにもあります。
不思議な表現力ですね。

ちなみに、晩年だからといってすべての演奏がヨタヨタだとは限りません。パリッ!とキメてくれる演奏も多いです。念のため。

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