放送第33回『ピアノレストリオ』(2)


番組冒頭でかけたソニー・ロリンズの『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』。


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ロリンズを背後から煽りに煽りまくるエルヴィン・ジョーンズのドラミングに耳が行きがちですが、是非、ウィルバー・ウェアの骨太のベースにも耳を傾けてみてください。


この太いベースがズン!とボトムを支えているからこそ、エルヴィンは自在にシンバルを連打できたのでしょうし、ロリンズも飛翔出来たのだと思う。

《チュニジアの夜》は、どうしてもドラムの音がうるさくてなかなかベースまで耳がいかないよ!という方は、同じアルバムの中の《朝日のようにさわやかに》をオススメします。

ベースがイントロをつけているので、その流れで追いかけやすい。
しかもエルヴィンはブラシなので、ベースの音が聴き取りやすいです。

これを聴けば、非常に腰の強いベースだということがわかると思います。

そういえば、今回番組中でかけたピアノレストリオのベーシストは全員、太くてたくましい低音を奏でる人たちばかりですね(笑)。

ウィルバー・ウェア、
ミルト・ヒントン、
チャーリー・ヘイデン、
北川潔、
ジミー・ギャリソン


うーん、全員汗臭いぞ(笑)。
(ヘイデンはちょっと違うかもしれないが)

「テクニシャンで猛烈な速弾きをする」というようなタイプではなく、全員、寡黙で漢(おとこ)なツラ構えな人たちばかりです(笑)。

やっぱり演奏の屋台骨を支える男たちは、太くたくましくなくっちゃね、と思わせるベーシストたちばかり。

彼らが演奏の底辺をドーン!と支えているからこそ、ホーン奏者のイマジネーションが飛翔することが出来るのでしょう。

ベースも耳で追いかけてみてくださいね。



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