放送第36回『オーネット・コールマン』(3)

オーネット・コールマン特集の中でのハイライトは、なんといっても『ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン』の圧倒的な演奏だったと個人的には思っています。

で、このピアノレストリオの演奏にグッときた方は、是非、『クロイドン・コンサート』というアルバムも聴いてみてほしいのであります。



ドラムもベースも、ゴールデンサークルのときと同じメンバー。
デヴィッド・アイゼンソン(b)と、チャールズ・モフェット(ds)です。

現代音楽的なナンバーはすべてスルー、パスしてしまって、なにはともあれ、とにもかくにも耳を通してもらいたいのが、《クレイジー・マンズ・ドリーム》。

もう、これは本当に素晴らしい。オーネットの歌心をどこまでも味わい尽くせるナンバーです。

どこまでいっても、どこまで吹いても、泉のごとく湧き出て、決して枯渇することのないオーネットのイマジネーション。メロディの洪水。
優しさと攻撃性を同時に兼ね備えたアルトサックス。

オーネット・コールマン・トリオの真骨頂ここに極まれりな演奏なのであります。

ゴールデン・サークルのVol.1が気に入った方は、Vol.2に手を出す前に、こちらに寄り道してみることをお勧めしたいですね。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック