放送第37回「エラ・フィッツジェラルド」(2) アフターアワーズ編

本日放送の、ミュージックバードで放送されるバージョンのみのオマケ・コーナー、「快楽ジャズ通信・アフターアワーズ編」は、ゲストに、アマチュア音楽家・ベーシストのAZUさんをお招きしました。

azu.jpg

AZUさんは、エレクトリック・ベーシストのマシュー・ギャリソン(マット・ギャリソン)の弟子です。

マット・ギャリソンといえば、彼のお父さんは、コルトレーン・カルテットのベーシスト、ジミー・ギャリソンです。

コルトレーンの名参謀、ピアノのマッコイ・タイナーや、ドラマーのエルヴィン・ジョーンズが、「もう親分の音楽にはついていけませんですわ」とバンドを脱退しても、ギャリソンだけはバンドを抜けずに、コルトレーンが亡くなるまで、彼の音楽の土台を支え続けました。

たとえば、『ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン』では、ギャリソンの長いベースソロを聴くことができます。




その、ギャリソンの息子さんもベーシスト。
お父ちゃんは、ウッドでしたが、
息子はエレクトリックです。

でも、尖鋭的な音楽を支え続けたお父ちゃん同様(アルトサックスのオーネット・コールマンとも演奏してますからね)、
息子のほうも、アルトサックス奏者のスティーヴ・コールマンのアルバムに参加したり、ハンコックの『フューチャー・トゥ・フューチャー』のライブに来日したりと、なかなかエッジの効いた音楽に参加しています。

▼たぶんコレで観れるハズ



ギタリストのジョン・マクラフリンとの共演歴もあり、マクラフリンのあまりにもスピーディな「キメ」についてゆくために、4本指奏法を編み出したベーシストが、マット・ギャリソンなんですね。

そのマット・ギャリソンにベースを習うために、AZUさんはアメリカに渡り、演奏活動でお金を稼ぎ、稼いだお金は、ベースのレッスン代と、レッスンに通うバス代に費やしたそうです。

なんたって、AZUさんが住んでいた場所は、マサチュセッツのレキシントン。
マシュー・ギャリソンが住んでいるニューヨークまでは、バスで片道5時間かかるそうです。

往復10時間をかけて、マットのレッスンに通っていたAZUさんの熱意には、ただただ頭が下がります。

でも、音楽をやる人っていうのは、そういう苦労(本人は苦労とは思ってないだるけど)をしながら少しずつビッグになってゆくもんだと思います。若いときのハングリーさって必要だよね。

ほんと、素晴らしい体験をされた方だと思います。
AZUさんも私も、「ベース馬鹿」なので、話し出したら、平気で5時間ぐらいはあっという間に過ぎてしまいます。

しかし、それを5分に凝縮するのって難しい(笑)。
だから、AZUさんのアメリカ時代の話と、マットのもっとも素晴らしかった教えだけに焦点を絞りました。

AZUさんが、一番印象に残ったマットの教えとは……?

コレ、思うんですけど、私も以前HPにも書いたことではあるのですが、音楽のみならず、仕事や生きることにも当てはまることなんですよね。

さて、その内容とは?

放送のアフターアワーズ編をお楽しみに!

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック