番組始まり、早くも2ヵ月! 今回は、印象的な言葉をダイジェストで


ラジオ版の「快楽ジャズ通信」。番組が始まり、早くも2か月が経ちました。

荒雲
そういや、番組の打ち合わせをしていた頃は、まだ夏だったもんなぁ
アメリカ土産のオバマTシャツを着ている私とディレクター嬢の背中


その間、何人かのゲストをお招きしています。

ミュージシャンのみならず、熱烈なジャズファンやオーディオマニアの方にも出演していただきました。

今回は出演された方々の「面白い!」「興味深い!」と感じた言葉を列挙してみましょう。

まずは、今年デビューしたピアニストの松本茜さん。大好きな『ワールド・オブ・ピアノ』から《ラッシュ・ライフ》を選曲された際に、このバラード演奏の良さを「色を重ねるような深み」と表現していました。

いい表現ですねぇ。

茜横
茜さんの声に魅了されてアルバムを買ったらピアノも良かった!というリスナーも続出!

12月24日には、2枚の新譜も発売!




お次は、トランペッターの市原ひかりさん。
大のマイルス好きな彼女に、「もしリズムセクションを選んでいいよと言われたら、ガーランドセットと、ハンコックセットのどちらを選びますか?」と質問をしたら、「ハンコックセットで!(笑)」と即答。

理由は、「なにが起きるか展開の予想がつかないところが危険な綱渡りだから」。
なるほど、安定したリズムセクションをバックに演奏するよりも、危うい緊迫感の中から最上のものを作ってゆこうという彼女のミュージシャンシップを感じた一言でした。

光雲
「マイ・ファニー・ヴァレンタインは、女が男に向けた歌だと思うんです」と市原ひかりさん


先月発売されたひかりさんの新譜。女心を歌ったマイファニーも収録

こんなこと言ったら、気分を悪くされるんじゃないかと思いつつも、橋本一子さんに「一子さんのピアノって、チック・コリアに似てますよね」と言ったら、「うん、似てる似てる。学生時代は一生懸命コピーしたもの」とあっさりと肯定。一子さんの自信と懐の深さがうかがえました。

流れるチック・コリアのピアノを聴きながら「あ、ここのところなんか、私にそっくりよね(笑)」と楽しそうな顔をする一子さんはとってもチャーミング。

mounk
隊長奏でる鋭い「音撃」に身悶えしてしまったのだ~!


一子さんが学生時代に夢中になってコピーした《マトリクス》が収録されたチック初期の名盤




フリューゲルホーン奏者の土濃塚隆一郎さんは、ジャズのみならずポップス方面にも造詣が深く、新作では椎名林檎の名曲《丸の内サディスティック》を取り上げています。

「も、もしかして、林檎ちゃん好きなんですか?」
「はい、林檎ちゃん、大好きです!」
「ほ、本当っすか? 俺も大好きなんですよ!」

調子にのった我々は番組収録中に楽器をケースから取り出し《丸の内サディスティック》のセッション開始!(笑)

ディレクター嬢の呆れ顔が怒り顔に変わる前に、1番のサビの部分でストップしましたが、音を合わせられて幸福でした。

土雲
椎名林檎好きの土濃塚隆一郎さんと。
林檎ちゃん談義でジャズどころではなかった!?



超名曲《丸の内サディスティック》収録の『トップ・ギア』を聴け!


ジャズファンも林檎ちゃんを聴け!個人的には思い出がたくさんつまった1stアルバム

「オーディオマニアはオフィス街に住め! そうすれば夜は近隣の人はみな家に帰るので、安心して大音量でジャズを楽しめるぞ!」

こう主張するのは、今年沖縄のコザ市にオープンしたジャズカフェ「スコット・ラファロ」のオーナー、tommyさん。
なるほど~、逆転の発想ですな。もっとも、そうするためには軍資金がえらく必要だと思いますが……。


ちなみに、tommyさんは渋谷のど真ん中にお住まいです。何度もお邪魔して聴かせていただいていますが、夜中に聴く11時30分のボリュームの音量は格別です。

▼ジャズカフェ『スコット・ラファロ』のブログ
http://ameblo.jp/tommy-tdo/


デザイン事務所「Kスタイル」のアートディレクター・金田有記さんは、岐阜にあった「ビリー・ホリデイ」という喫茶店でビリーに目覚め、上京する際は『アラバマに星落ちて』の《デイ・イン・デイ・アウト》ばかりをウォークマンで繰り返し聴いていたそうです。

「この曲を聴いているときは、周囲の景色が色褪せて見える。僕の人生のテーマ曲です」。

一般に暗いイメージのつきまとうビリーですが、金田さんは「彼女の声は可愛らしい」と主張。朝からビリー、車を運転しながら、さらにはビーチで寝そべりながらもビリー三昧の生活を続けています。

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黒のロータス・ヨーロッパを運転するときは、常にビリー・ホリデイ!

《デイ・イン・デイ・アウト》を聴きながら上京したからこそ、今の金田さんがある?!



……などなど、もっとたくさん紹介したいのですが、今回は印象に残った言葉や出来事を手短にまとめてみましたっ!


※この記事は、『ジャズ批評』2009年1月号(No.147)の「BLOG WALKING」に転載されました。


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