ペッパーと麻薬

1950年代には多くの傑作を生み出したアルトサックス奏者のアート・ペッパーだが、麻薬のために長い間音楽キャリアにブランクを空けてしまう。

1960年の10月に麻薬所持の容疑で逮捕されて以来、服役と治療、出獄、わずかな演奏活動→再度麻薬に手を染め→再び逮捕 を繰り返していた。

奇跡のカムバックと呼ばれたシーンへの復帰は1973年なので、60年からは13年もの歳月が経過していることになる。

おおまかな流れはこうだ。

1960年10月25日に逮捕

→サン・クエティン刑務所で3年間服役

→その後テアチャピンの収容所に移送

→仮出獄

→カムバックし演奏活動再開するも、再び麻薬に手を出す

→仮出獄中ゆえ、保護観察官への報告の義務があったが2度すっぽかし留置される

→その時に麻薬所持が発見される

→再逮捕(1965年4月9日)

→サン・クエティン刑務所送り

→翌年の1966年6月、5年間の保護観察付きで出所

→「シェリーズ・マンホール」などに出演しているうちに、真剣に麻薬癖を断ち切ろうと決意し、1969年に麻薬患者の療養施設「シナノン」に入所

→リハビリを重ね1971年に退所

→2年後の1973年に“奇跡のカムバック”


▼復帰後の75年、ペッパー50歳のときの作品
I Ll Remember April [Import, From US] / Art Pepper (CD - 2011)
I Ll Remember April [Import, From US]

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