ザヴィヌルのルーツはアコーディオン


私はもともとアコーディオンを弾いていた。アコーディオンは自分の思いのままに、すぐにちがったサウンドを作り出せる楽器だ。いろんな音を押すボタンがあり、私にとってはそれが最初のシンセサイザーだったんだ。7歳のときに、アコーディオンに少し手を加えたこともある。ビリヤードのテーブルに貼るためのフェルトが椅子に置いてあったのをカフェから盗んできて、それを両側のサウンドボードのなかに二重に重ねて貼ったんだ。コードとキーの両方にね。なんと《ブラック・マーケット》でこのときと同じサウンドを使っていたんだ! 私はピアノよりもアコーディオンのほうが好きだった。だが使い方と見た目が気に入らなくてね。カッコよくないだろ? それにアコーディオンがシンセサイザーの原型だとすると、教会にあるパイプ・オルガンはシンセサイザーの曽曽祖父みたいなものさ。(ブライアン・グラサー『ザヴィヌル~ウェザー・リポートを作った男』より)


ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男 [単行本] / ブライアン グラサー (著); 小野木 博子 (翻訳); 音楽之友社 (刊)
ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男

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