ボトルネックを変幻自在に操る魔法の左手


濃ゆい。
ディープだ。
聴けば聴くほどはまってゆく自分がいる。

なんて素晴らしいボトルネック技なんだろう。

ミシシッピ・フレッド・マクダウェルは、まぎれもなくブルースギター弾きの中では随一のボトルネック使いだ。


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しかも、単に技巧的なうまさのみならず、こちらの気持ちを揺らし、蕩けさせ、催眠状態にすらおとしいれる。天使の、いや、悪魔の左手?なのかもしれない。

1962年に録音されたこの音源。

マイクがひろってしまった周囲のノイズもあるが、気になるどころか、それも含めて、聴き手を半世紀近く前にタイムスリップさせてしまう。

当時の空気どころか、フレッドの気迫、ブルースマインドまでもが銀色の円盤(=CD)に封じ込められているかのような、そんな錯覚にさえ陥らせる1枚だ。



ブルースファンのみならず、ジャズのピアノトリオばかり聴いているような人も、このようなラフだが、やがて陶酔の境地に誘ってくれる音源を紐解いてみて欲しいと思う。


▼収録曲
1. Done Left Here
2. All The Way From East St. Louis
3. Shake 'Em On Down
4. The Girl That I'm Lovin'
5. Good Morning Little Schoolgirl
6. Left My Baby Standing
7. On The Frisco Line
8. Write Me A Few Lines
9. Goin' Down The River
10. I Rolled And I Tumbled
11. Trouble Everywhere I Go
12. Red Cross Store Blues
13. John Henry
14. Kokomo Blues
15. Milk Cow Blues
16. Trouble Everywhere I Go (Alternate Version)
17. I've Been Drinking Water Out Of Hollow Log
18. Highway 61
19. Someday Baby
20. Como




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