うねる変拍子!~ドン・エリス・オーケストラの複雑怪奇そうで実はそうでもないサウンド

3+3+2+2+2+2+1+2+2+2 はいくつだ?

こたえは、もちろん19。

じゃあ、上の数字の羅列はいったい何なんだ?

じつは、曲のタイトルなのだ。
ドン・エリス・オーケストラが1966年にモンタレーで演奏した《スリー・スリー・トゥー・トゥー・ワン・トゥ・トゥ・トゥ》 という曲の名前。

じゃあ、この数字の羅列の曲名が意味するところは?
こたえは、19拍子の曲だということ。

たとえば、5拍子の有名曲《テイク・ファイヴ》も、リズムをとるときは、3+2に分割して演奏すると見失わないように、この19拍子の曲も(演奏したことはないのだが)、

33 222 1 222

と分割してアクセントを感じると演奏しやすいのだろう、きっと。

ただ、3と2の分割ならシンプルでいいのだが、

33 222 1 222

の分割は、まず演奏以前に数字に弱い私にとっては覚えるのが大変なんじゃないか?と思ってしまうのだ(笑)。

そんなもん、いちいち頭で数えちゃダメだ、体で感じるんだ、体で! の世界かもしれないが、

うーん、モンタレーでこれを演奏したドン・エリスの楽団員たちは、どういう気持ちで演奏していたのでしょーか?

それはともかく、演奏者にとってみれば複雑怪奇に見えてしまいがちな、この変拍子曲も、聴いているぶんにはものすごく聴きやすい。
スムース。

特に19拍子と意識しなくとも、この低音のドスがバリッと効いた迫力サウンドの虜となるだろう。

そして、このゴッツいようで滑らかな演奏の流れは、一度聴くとクセになること請け合い。迫力さと流麗さが綺麗に融合している。

一度お試しあれ。


Don Ellis / Live At Monterey

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