「日本人が、なに無理して黒人になろうとしているの! あ~見ていてイタい!イタい!」
と怒りくるった少女(?)がいるという話を聞いたので、
「じゃあ、あなたが求める無理しない日本語イングリッシュはこのあたりがいいんじゃない?」
ってことで、部屋の片隅で埃をかぶっていたbird(チャーリー・パーカーじゃないよ/)のライブのDVDを彼女にあげようと思った。
▼えーと、これはCDです。しかも私が持っていたDVDのライブの数年前のライブ盤ですが、birdといわれても実感わかない方のために、参考画像としてアップしておきました。
birdの2004年のライブ、1回しか見ていなかったので、改めて鑑賞しなおしたが、うまい具合にジャズ的要素をミックスさせた軽やかポップスとして楽しく見れた。
ギターはウエスしてるし、
エレピはチックしてるし、
コーラスは(おもに体型が)マヘリア・ジャクソンしてるし、
本当はこの人たち、ジャズやりたいんだろうなあ、ゴスペルやりたいんだろうなぁ、ということがプレイの一端からも伺えるミュージシャンたちをバックにつけて、ノビノビと裸足で歌うbirdの映像は、まあサクッとみれたんで、ちょっとした気分転換にはなった。
で、「日本人なら日本人っぽく歌えばいいじゃん!」な子、昨日は不在だったので、その子のオトーサンみたいな人(笑)に、DVDは渡しておいた。
で、birdってさ、わりとアッサリしているんで、もうちょい、コクのあるジャズ風ポップスが聴きたくなった。
そこで、今日は昼間からエゴ・ラッピンの『満ち汐のロマンス』をかけていたのよ。
沖縄のジャズカフェ『スコット・ラファロ』のオープン記念パーティのバックでかけるコンピレーションCDを私、2枚作ったんだけれども、その中に、こっそりとスティングやTOTOやエゴ・ラッピンも混ぜておいたのね。
そしたら、お客さんが一番反応したのが、エゴ・ラッピンの《ルーム#1102》だった(笑)。
おっと、これは、『スコット・ラファロ』のオーナーには内緒、内緒(笑)。
ま、それはいいとして、
でも、沖縄のお客さんたちがエゴ・ラッピンに反応するのが、今日の昼間に蕎麦食いながら聴いていて分かったよ。
泡盛を飲みたくなるの(笑)。
このまったりした、いい~感じのたそがれ感、
適度な猥雑感、
泡盛を飲みたくなるの(笑)。
ビールじゃないのよ。
泡盛を飲みたくなるの(笑)。
エゴ・ラッピンを聴いていると泡盛を飲みたくなるの(笑)。
《満ち汐のロマンス》や《Wherever You May》のように、泡盛よりも、トロピカルカクテルが似合いそうな曲もあるし、《サイコアナルシス》のように、泡盛よりも、ホッピーや電気ブランが似合いそうな曲もあるけど、《Calling Me》や、《Kind Of You》なんて、泡盛でじわわーんと気持ちよく麻痺した脳で、ぼーっと聴いていたいもんね(笑)。
いつまでもいつまでも泡盛を飲みながら(笑)。
こりゃマズい!と思って、急いでCDを止めて、チック・コリアの《マトリクス》のキビキビしたピアノや、テテ・モントリューの『テテ!』の溌剌としたアルバムをかけて脳をしゃっきりモードに変換しようとしたんだけれども、時すでに遅し!
脳が泡盛ほしがってるの。
でも幸いなことに仕事場に泡盛ないから、カップラーメンで泡盛飢餓状態を誤魔化したんだけれども、今は、再びエゴラッピンを聴きながら、脳が泡盛を欲している状態で、コレ書いてます。
さて、家に帰ったら、泡盛ないから黒糖焼酎でごまかすか!
いや、いかん、明日は番組の収録だ!
そんな私の状態を見越してか、ディレクター嬢から
「今夜も明日に備えて、よく食べて、早めに就寝してくださいね。」
とメールが来ていたんだ!
ああ、仕方がない、今日はこれから素直におうちに帰って、
よく食べて、早く寝るか……トホホホ (ノд-。)クスン
▼泡盛が似合う名盤!!!

『満ち汐のロマンス』エゴ・ラッピン
この記事へのコメント