先週と先々週の土曜日に放送された、「寺島靖国のPCMジャズ喫茶」。
私がゲスト出演している回なのですが、人気ジャズブロガーのいっきさんが、そのときの模様をとても詳しく、そして面白おかしくレポートしています。
まるで番組を聴いている気分になること請け合い。
いや、いっきさんの突っ込みやコメントが秀逸なので、面白さは番組以上?(笑)
是非、のぞいてみてください。
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http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/
それにしても、文字になった私の言葉を読むと、けっこ~、生意気なこと言ってますね(冷汗)。
これ、まだ自分の番組を持つ前に収録した内容なので、かなり前に収録された内容なのですが、今となって読み返すと、アタクシけっこう、好き勝手言ってます(笑)。
収録中は、終始なごやかな雰囲気なんですが、文字になるとまた違うニュアンス。
だから面白いし、逆に怖いことでもある。
この出演の1週間後に行った「ジャズ批評」誌上での後藤さんとの対談は、かなり緊迫した雰囲気の中で、互いにガチンコ本音トークをぶつけあったのですが、やっぱり編集がはいると、ニュアンスは当然ながら変わってきます。
冗長だったり、長めのコメントや、重複した内容などは、カットされたり、バラバラの発言がひとつのセリフにうまくまとめられるなど編集されて世に出るわけです。
以前までは、ビシバシ編集しまくることが専門だった私ですが、自分が編集される側になると、これまた面白い感触ではあります(笑)。
そして、活字として落とし込まれたものを読むと、また違うニュアンスが生まれます。
だから読み手によっては、まるっきり現場の空気感が伝わらない人も出てくるのも致し方のないことだと思っています。
なかには、「ゆるい内容だった」という指摘もあったりもしますし、逆に、「キビキビした興味深い内容」という感想もいただいています。
そうそう先日、「ジャズ批評」の編集長と電話で話したんだけども、
「今回の対談、好評ですよ!」とのこと。
読者からはどういうリアクションなんですか?
と尋ねると、
「あの後藤さん相手に、歯に衣を着せずにズバズバとモノを言う姿勢が好感だ、という反響がありますよ」
とのこと。
まったく正反対の感想が発売直後より私のところに寄せられているのが面白いし、もうあとは、読者の受け止め方にゆだねるしかないわけですね。当たり前だけど。
編集する人の目線や手腕次第で(ちなみにPCMジャズ喫茶も2時間以上の時間をかけて収録され、冗長な会話の部分などは削られるなどの編集がほどこされたうえで放送されています)、作品として落とし込まれたものは、まったく違う佇まいを放つことがあるし、予期していなかった受け止め方をされることもある。
ということが
いっきさんのブログを読むと、当事者としてはよくわかります。
ちなみに、その放送分の放送用の音源は、本日手にはいる予定なので、じつはまだ聴いてません。
どう編集されているのか、聴くのが楽しみです。
▼「いっき」のJAZZあれこれ日記
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それにしても、対談では、もうちょっとアキコ・グレースの『グレースフル・ビジョン 』について触れたかったな~。
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