サードストリーム


「サード・ストリーム」というのは、1950年代、アメリカ人音楽学者ガンサー・シュラーによってつくり出された、アメリカのジャズとヨーロッパのクラシック音楽を融合させた音楽を表現する言葉だ。一部のミュージシャン(おもにジャズ・ミュージシャン)がこの音楽を追求したことは確かだが、それを「ムーブメント」と呼ぶのはあまりにも大仰すぎる。ただし、ジャズの語彙の幅を広げたという点では、効果があったといえるだろう。とはいえ聴衆というよりは、学者たちからの興味が集中したという点では、まったく無意味だった。(ブライアン・グラサー『ザヴィヌル~ウェザー・リポートを作った男』より)

ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男 [単行本] / ブライアン グラサー (著); 小野木 博子 (翻訳); 音楽之友社 (刊)
ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男

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