譜面読めねばプロではない?!


当夜演奏会者の中には音符の読めない者が数人いたそうだが当夜に限らず音符が読めずに演奏したところで、これは趣味道楽の範囲であって、プロではない。素人は批判の対象にならぬ。譜面の読めない音楽家は、文字も読めない、まだまだ、ほんの幼い子供と同じなのである。ただひとつ異なることは、幼児は邪気がなく何に依っても学ぼうとする知識欲が盛んなのに反して、彼らのそれは全く認められないことだ。その上、(これもほとんどの演奏家に通じることだが)なお悪いことには、ロクでもない潜在意識で他人を非難することだけは知っているのだから、ただただあきれるばかりである。


高柳昌行『汎音楽論集』より


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厳しい!というより、プロにとっては当たり前のことなんでしょうけど。


汎音楽論集 [単行本] / 高柳 昌行 (著); 月曜社 (刊)
汎音楽論集 / 高柳 昌行

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