ビリー・ホリデイの少女時代には脚色がほどこされていた


近年リンダ・クウェールやドナルド・クラークらの精力的な研究によってわかったことなのですが、ジャズ・ファンが信じてきたそのビリー・ホリデイの少女時代には、脚色がほどこされていたのです。それは自伝が、ウィリアム・ダフティという大衆紙の新聞記者によって代筆されたことによります。悲劇の色を濃くすることで、センセーショナルな話題をねらって書かれたのです。もちろん、ビリーはそのことを承知しており、というより、彼女がそうしようといいだしたのでした。
(中川ヨウ『ジャズに生きた女たち』より)
ジャズに生きた女たち (平凡社新書) [新書] / 中川 ヨウ (著); 平凡社 (刊)
ジャズに生きた女たち/ 中川ヨウ


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